先日つくばエクスプレス向けの新型車両の甲種輸送が東海道本線経由で行われました。
しかし、牽引する機関車が数を減らしつつあるEF66だったこともあり、またしても一部の撮り鉄が暴走し問題を起こしたようです。何があったのでしょうか?
TX-3000系の概要

TX-3000系はつくばエクスプレス開業後初の新車で、6両編成5本を2020年3月ダイヤ改正で導入予定となっています。
外観は銀色車体や流線型の先頭部等既存車両と同様です。一方で、先頭部の傾斜強化とヘッドライトの形状変更で先鋭感が強調されており、ブルーとレッドのラインを斜めに配してスピード感が表現されています。
車内はオールロングシートが採用されていますが、座席の改良により快適性が向上しています。優先席は他の座席よりも座面を高くし浅く腰掛ける形状としたことで立ち座りしやすくなっています。袖仕切りや座席上の荷物棚には強化ガラスが用いて開放感を増しているほか、混雑対策として吊革の増設が行われています。
各ドア上にはLCD液晶ディスプレイを2面設置し画面左側に広告映像・右側に各種案内を表示、停車駅や駅設備などの案内が4か国語で提供するとのことです。
運転席にはグラスコクピットを採用するとともに新たにドライブレコーダーを設置し、異常発生時や人身事故発生時において映像を確認することにより、発生時の状況を確認できるようにします。このほか、SiC-VVVFインバーターを採用し消費電力を削減します。
またしても撮り鉄が暴走…
新型車両の輸送というのはよくある話ですが、牽引する機関車が数を減らしつつあるEF66だったこともあり、またしても一部の撮り鉄が暴走し問題を起こしてしまいました…
また、一部の撮り鉄がキセル乗車していた模様で、これはマナーの問題ではなく立派な犯罪行為ですね。
撮り鉄の不祥事は増加傾向…
最近の一部撮り鉄の不祥事は目に余るものがありますね。
今年でいうと山手線のE231系ラストランが撮り鉄の線路侵入を行ったことで各路線の遅延を引き起こしたことを重く見たJR東日本がラストランの期日を繰り上げる事態が起きています。
廃止が近い札沼線の末端区間ではなんと列車の運行を98分も止める事態が起きました。これ、続報を聞きませんが警察はちゃんと検挙したんでしょうかね?
最後に
今回またしても残念な事件が起こりましたね。今回の事件を受けて駅構内での撮影禁止措置も検討されているとのこと。本当にいい加減にしてもらいたいものです…