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京成電鉄が15年ぶりとなる新型車両「3100形」の導入を発表しました。

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3100形の概要

3100形
引用: <京成電鉄>成田スカイアクセスに「3100形」を導入します(2019年秋)

 3100形の車内の概要は以下の通りです。

  • 座席の一部をスーツケース置場等にも使用できる折り畳み式とし、1両に4箇所(先頭車は 3箇所)設置します。
  • 車内セキュリティー向上を目的として、 防犯カメラを1両に3台設置します。
  • フリースペース・車いすスペース 2020年4月から対応が必要となる、バリアフリー整備ガイドライン(望ましい整備内容)対応として、車いすやベビーカーのお客様がご利用いただけるフリースペースを中間車両に設置します。 なお、先頭車両においては従来と同等の車いすスペースを設置します。
  • 17インチLCD車内案内表示器を各乗降扉上に2画面ずつ設置し、停車駅や乗り換え案内等の表示に加え、広告の放映等を行うことでより多くの情報をご案内します。
  • 空気の浄化効果のあるプラズマクラスターイオン発生装置の導入や空調制御ソフトの見直しなど を行い、車内環境の改善を図ります。
  • FREE Wi-Fi どなたでも簡単にご利用いただける無料Wi-Fiサービスを提供します。
  • 座席を通常よりも背もたれが高いハイバックロングシートを採用し、座り心地の改善を図ります。また、 座席端部の袖仕切りにガラスを採用し開放感を持たせます。
  • 車外行先表示器は種別・行先表示を大型化し、ホームからの視認性向上を図ります。

 外観は成田スカイアクセスの案内カラーであるオレンジ色を採用し、空港アクセスのシンボルである飛行機と沿線各所のイメージイラスト(成田山新勝寺・浅草雷門とスカイツリー・千葉県側からの富士山遠景)を車体側面に描きます。

  搭載機器については、SiC-VVVFインバータ制御装置を搭載し、3000形の制御装置より消費電力を約15%削減します。 その他の機器にも最新技術を導入します。

 2019年秋までに8両編成2本を導入し、2020年度以降も継続して導入予定 です。

置き換え車両は?

3600形
引用:3600形

 まず置き換えの候補に挙がるのは3600形です。この車両は都営浅草線への乗り入れは可能ですが、先頭車が電動車でないために京急線内への乗り入れは不可能となっています。また、北総線への入線は可能ですが、成田スカイアクセス線への乗り入れには対応していないなど、制約が多いです。

 また、製造から30年以上が経過し、運用も本線の京成上野~成田空港間の快速特急・特急運用や西馬込~京成佐倉間の快速運用など長距離の運用に充当されることが多く、走行距離もかなりかさんでいるのではないかと思われます。まずはこちらから置き換えが行われる可能性が高いと思われます。

3500形
3500形

 次に置き換えの候補として挙がるのは3500形です。しかし、こちらは普通運用をメインとしてこなしており、特急などの優等種別の運用には代走以外では入りません。となるとこちらの置き換えは3600形より後になることが予想されます。

3400形
引用:3400形

 意外と置き換えの可能性がありそうなのが3400形です。車体の製造は1993~95年ですが、 制御装置をはじめとした走行機器類はAE系 からの流用品であり、かなり老朽化していることが予想されます。 成田スカイアクセス線への乗り入れには対応していないのも痛いです。よって、3600形の置き換えが終わった後はこちらを置き換える可能性もあります。

まとめ

 いかがでしたか?京成電鉄にとって15年ぶりの新形式3100形の登場は本当に楽しみですね。また、これによって置き換えが行われるであろう3400形や3600形の記録は早めに行っておいた方がよいでしょう。