スポンサーリンク

 青春18きっぷの利用期間が始まりましたが、どこへ行こうか迷っている方も多いのではないでしょうか。特に宿は直前ですと希望の場所がとれず高いところへ宿泊せざるを得なくなってしまい、断念せざるを得ないといったことも起こりそうです。
 また、夜行快速列車の運行もめっきり減ってしまったため、どこで夜をすごすか迷う方も多いと思います。今回はそういう時のために役に立つ西日本方面の夜行フェリーを取り上げていきたいと思います。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

本州⇔四国

神戸~高松

ジャンボフェリー
引用:ジャンボフェリー

 特徴としては、なんといっても安い事でしょうか。繁忙期でも大人一人2590円となっております。客室はリクライニングシートとカーペット敷きのお座敷、シングル個室が用意されています。なお、シングル個室の利用には電話(087-811-6688)で予約をする必要があり、乗船料金に加えて2000円を支払う必要があります。また、予約の受付は平日の9時から18時のみ受け付け、予約の締切が前日の12時までであることに注意が必要です。

 ちなみに、2階・3階・4階の全区画で電源コンセントWi-Fiが完備となっており、売店・うどんコーナーもあります。

 港へのアクセスについては神戸港・高松港ともシャトルバスが運行されています。詳しいことはこちらをご覧ください。なお、時刻についてですが、下り・上りとも1時発、5時15分着です。

和歌山~徳島

引用:船舶紹介

 こちらもお安く、なんと2000円で和歌山~徳島を移動できてしまいます。客室は簡易リクライニングシートとカーペット敷きのお座敷やコンセント・読書灯を備えたパーティション付きのビジネスコーナー、家族連れ向きのテーブル席、ゆったりしたグリーン席があります。

 ただし、残念ながら港へのアクセスがあまり宜しくありません。徳島港フェリーターミナルを発着するバスは深夜便と接続しないため、徒歩で向かうかタクシーを使う必要があり、さらに和歌山港→徳島港の深夜便に乗る場合には和歌山港行の電車がないため和歌山市駅から徒歩orタクシーということになります。また、乗船時間もそこまで長くないため、あまり深く眠ることも出来ないのではないでしょうか。

 なお、徳島からは「好きっぷ2000」、南海線の沿線からは「とくしま好きっぷ2000」を利用することを強くお勧めします。価格は大人は全て2200円ですので、実質的に南海線がほぼ無料で乗れるということになります。

大阪~東予

 オレンジフェリーによって運行されており、大阪南港、東予港をいずれも22時出航、翌日6時到着のダイヤとなっています。なお、 東予港発は20時から、大阪南港発は20時から(土・日曜日は19時30分から)乗船できます。

シングル・シングル+
引用: シングル・シングル+

 全室個室となっているのが大きな特徴で、シングル・シングル+が一番スタンダードな個室となります。

 船内にはレストランが設けられており、 郷土の伝統の味「宇和島鯛めし」など看板メニューをはじめ、海の幸、山の幸、野の幸をテーマとし、地のもの、時のもの、旬のもの等、産地の食材をいかした、こだわりの料理が楽しめます。夕食には 宇和島鯛めし定食 (数量限定)や肉うどんなどが提供されています。朝食は出発場所によって異なり、東予港発便はバイキング、大阪南港発はセット朝食となっています。詳しくはこちらをご覧下さい。この他、船内にはスカイラウンジや展望バスルーム、 自販機・物販機コーナー が設けられています。 

 運賃は期間によって異なるため、こちらでご確認ください。なお、往復割引(2週間以内)、学生割引(シングル、シングル+のみ)が設定されており、いずれも2割引きです。

 大阪南港へは 堺駅・堺東駅からシャトルバスが運行されています。(運賃500円、時刻表はこちら)また、関西空港へもシャトルバスが運行されています。(運賃1550円、予約制、時刻表はこちら

  東予港では無料のシャトルバスが運行されており、今治方面新居浜方面 壬生川駅行の3方面に運行されています。また、有料・予約制ですが、松山方面行のバスも運行されています。

四国⇔九州

八幡浜~臼杵

おれんじ四国
引用:オレンジ四国

 オレンジフェリーによって運行されており、深夜便も運航していますので、宿代わりに使うことができます。時刻表はこちらをご覧ください。

 2等は座席とカーペット室の両方があり、2310円と、大変安いのが特徴です。この他、売店やスカイラウンジ設けられています。

 港へのアクセスですが、 八幡浜港へは八幡浜駅から徒歩25分、タクシーで5分です。また、臼杵港から臼杵駅までは徒歩10分程度です、

松山~小倉

フェリーくるしま
引用:フェリーくるしま

 松山・小倉フェリーが1日1便運行しており、乗船時間は7時間程度、松山・小倉港を共に21時55分に出発して5時に到着します。早朝に到着するので、希望すれば朝7時まで船内で休憩することができます。

※現在、船舶の定期検査に伴い、3月27日まで一隻のみでの運行になります。 →詳しくはこちら

 客室は基本的に全て寝台です。2等の最安席はカーペット敷きですが当日に乗船券を発券する時に座席番号が指定されるので、自分のスペースが必ず確保出来ます。運賃は5450円です。 その他の客室はこちらをご覧ください。  また、23時30分までの時間限定ですが大浴場や売店を利用することも出来ます。自動販売機コーナーでは 飲料・アイスクリーム・カップ麺を好きな時間に買い求めることができますし、Aデッキにはゲームコーナーも設けられています。

 アクセスも良好です。小倉港から小倉駅新幹線口は徒歩10分前後で行けますし、松山観光港からは松山駅経由で道後温泉へ行くバスがあります。

まとめ

 夜行列車は今やほとんど運行されなくなってしまいましたが、このようにフェリーや夜行バスを利用すれば有効に移動を行う事が出来ます。それでは皆様、良い旅を!