今年に入っても相変わらず撮り鉄の不祥事が相次いでいますが、今度は上越線で撮り鉄が多数不正乗車を行っていたことが明らかとなりました。今回の一件や撮り鉄の2019年の不祥事をまとめ、筆者なりの考えを述べてみたいと思います。

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「EL上越線美食旅」の撮影が目的か?
今回キセルを行った撮り鉄の方々はどうやら水上駅近傍の撮影スポットへ向かいたかったようです。今回のキセルの手口は水上駅から1駅の「上牧駅」からの切符で出場を図る手口だった模様です。

今回のキセルは無人駅からの切符であれば改札を通ってなくても有人駅の自動改札を通れるということを利用した典型的な手口でした。
JR東日本もこれをわかっていたのか、「EL上越線美食旅」の運転日には上牧駅をはじめとした無人駅に駅員を臨時で配置し、乗車人数の確認を行っていたようです。
さらに、水上駅の自動改札もICカードのみの取り扱いにし、紙の切符については係員が改札口で確認を行うようにしました。これにより、キセルを行おうとした「撮り鉄」が一網打尽にされた、というのが真相のようです。
機材には金をかけるのに、切符代は払わないのいうのが筆者には全く理解できません。「のんびりホリデーSuicaパス」を使えば神保原~水上の運賃を往復分払っても5000円くらいで水上駅にこれたんですけどね…
これまでも撮り鉄の悪事相次ぐ
実は撮り鉄の悪事は今回だけではなく、2019年に入ってからも相次いでいます。また、撮り鉄を嫌う鉄道ファンの悪事もありました。
まずは2月の江ノ電での出来事。
4月にはカシオペアの黒磯訓練を撮ろうとしていたところに車が通りかかり、暴言を浴びせています。
夏に運転されていた風っこそうや号では線路に乱入した撮り鉄が問題になりました。
極めつけは京アニの放火事件

極めつけは京都アニメーションの放火事件です。 犯人はすでに公表されており、41歳の関東在住、青葉真司容疑者と判明しています。彼は一時危篤状態に陥りましたが、現在は快方に向かっており、リハビリを開始したという情報も入っております。ただ、逮捕し取り調べを行うのは当分難しい模様です。
また、この犯人はどうも撮り鉄だったようで、動機というのが、(バリサクという言葉を)パクられた、というものだそうです。 こんなくだらない理由で、これからも素晴らしい作品を世に出したであろうクリエーターを36人も殺害したというのは許し難いです。
撮影禁止の駅は今後も増加か
大阪環状線の撮影スポットも201系の引退直前は撮影禁止として撮影場所自体が封鎖されていました(現在は撮影可能の模様?)。また、首都圏では最近撮影禁止となる駅がじわじわと増えてきているようです。
状況が改善されなければ、その内撮影が全面禁止となる日も遠くはないでしょう。というか、「撮り鉄」というジャンル自体が滅ぶ日も近いのかもしれません。