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 現在のJRでは絶滅危惧種となっている夜行快速列車のうち、前々回で「ムーンライトながら」を取り上げたので、今回はもう一つの列車「ムーンライト信州」を取り上げたい。

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概要

 ムーンライト信州は、JR東日本が新宿〜白馬間で運転する夜行快速列車です。繁忙期のみの期間限定で下り列車のみ運転されます。「ムーンライト信州」の利用者の主要目的は登山やスキーであるため、終点の白馬駅から北アルプスの各方面へ向かうバスが接続しています。列車の性質上、上り列車の運転はありません。
 この列車は189系6両編成で運転されており、全車指定席です。車内販売はありませんので、事前に食べ物・飲み物は購入する必要があります。

指定席を確保するには

「ムーンライト信州」は全車指定席なので、指定券が必要です。指定券は全国の「みどりの窓口」またはJR東日本のインターネット予約サービス「えきねっと」で予約できます。
「えきねっと」はJR東日本のインターネット予約サービスで、クレジットカードを持っていてネットにつながる環境があれば、全国誰でも無料で会員になり利用できます。「えきねっと」で予約した指定券の引き取りはJR東日本管内の指定席券売機またはみどりの窓口で当日の23時まで行えます。

予約日に注意!

 「ムーンライト信州」は夜行列車なので同じ列車でも日付を跨いだ先の駅から乗車すると乗車日が1日ずれます。0時以降に発車する立川駅より先の停車駅から乗車する場合は予約日に注意してください。

裏技

 青春18きっぷは、午前0時から有効日が切り替わります。列車に乗っている最中に日付が変わる場合は0時を過ぎて最初に停車する駅が青春18きっぷの日付の境目になりますので、ムーンライト信州の場合は立川が日付が変わる駅になります。 よってこの列車から旅行を始めるのであれば新宿〜立川の切符を買って改札を入り、立川を出た後に車掌に予め買っておいた青春18きっぷにスタンプを押してもらったほうがお得です。

不要になったら払い戻し・変更を!

 ムーンライト信州の指定席はキャンセル料が1枚につき330円かかってほとんど払い戻しの金額が無いため、面倒くさがって払い戻しを行わない人も多いですが、キャンセル待ちで待っている人たちもいるので、不要になったら払い戻しか指定席の変更(1回に限り手数料なし)を行うようにしましょう。

乗り継ぎについて

 長野方面に乗り継ぐ場合には松本駅で降りて待合室で待っているしかないわけですが、中央西線を西に進む場合には塩尻駅で降りずに、信濃大町駅まで行って大糸線の初電で折り返し、中央本線の列車に乗り継げば塩尻駅で同じ列車に乗れます。(一応長野へ行く場合も終点の白馬駅で長野行きのバスへ乗り継げますが、別料金です。)
 

飲食物の確保について

 比較的大きな駅で下車する場合は周辺にコンビニがある場合が多いですが、大糸線内の駅ですと豊科駅以外はコンビニと距離が離れています。特に白馬駅の場合、白馬駅から半径1キロ以内にコンビニが無いため、事前に飲食物を購入してから乗車することを強くお勧めします。

運転日

 2018年の運転日は7/13・14・20・21,8/3・4・10・17,18,9/14・15・21・22となっています。7・8月は青春18きっぷが使えるため、早めに指定券を取りましょう。

今後の運転は?

 現在運転に使われている189系はかなり老朽化が進んでいますので、数年以内に置き換えが行われる可能性が高いです。E353系で運転が継続されるのか、それとも運転自体が取りやめになってしまうのか注目ですね。

まとめ

 いかがでしたか?このガイドを使って旅行を快適に過ごせるといいですね。それでは皆様、良い旅を。