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「ムーンライト信州」に長らく使用されていた189系が今年の春、ついに定期運用から退きました。また、これに伴ってなのか、今年の春は「ムーンライト信州」の運転がありませんでした。果たして今後の運転はあるのか、運転するのであればどの車両が充当されるのか予想してみました。

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果たして運転されるのか?

 まず問題はここでしょう。夏の登山シーズンや冬のスキーシーズンであれば需要はそこそこありそうですが、こればかりはJR東日本の臨時列車の発表を待つほかありません。もし夏も運転がなければ廃止となった可能性が高いでしょう。

 一方、諏訪湖花火大会で年2回運行されている上りの「ムーンライト信州」は存続する可能性が高いでしょう。 会場周辺の宿泊施設には限りがありますし、22時台の「あずさ」を設定しても新宿着が0時~1時近くになってしまい、現実的ではありません。

運行車両は?

 仮に運行するとしたらどの車両になるのかを考えてみます。

E257系

E257系
引用:E257系

 これが一番の本命でしょう。現在、E257系500番台はホームライナーの廃止等のよって余りまくってますし、189系6両編成と比べても定員数はそこまで劣らないでしょう。座席も189系のものより改善されていますし、乗客からは好評を得られるのではないでしょうか。ただ、減光機能は欲しいところですが…

215系

215系
215系

 215系は現在「湘南ライナー」の運用に就いていますが、土休日は「ホリデー快速ビューやまなし」の運用以外は車庫で昼寝をしている状態です。

これを「ムーンライト信州」に充当すればよさそうですが、 冬も運用するのであれば耐寒耐雪化改造が必要な点、普通車がボックスシートなので前任の189系に比べると劣るのが問題になってきます。

 定員数も1010人(普通車 830人+グリーン車180人 )ですからさすがに多すぎるでしょう。従って215系が充当される可能性は低いです。

ただし、諏訪湖臨であれば定員数の多さを買われて充当の可能性がありそうです。

E353系

E353系
引用:E353系

 現在中央線の特急「あずさ」「かいじ」などで活躍しているE353系ですが、これが「ムーンライト信州」に充当される可能性もありそうです。

 定員数は基本編成9両で524人(グリーン車30人)ですから申し分ないですが、果たして中央線のフラッグシップを夜行列車として運行してくれるのかどうか。ここが一番の問題になるでしょうね…

383系

383系
383系

 最後にJR東海所属で特急「ワイドビューしなの」で運用されている383系を可能性として挙げておきたいと思います。

 長野に夕方到着した編成を新宿まで回送し、「ムーンライト信州」で白馬まで運転、折り返し回送で長野までもっていき折り返しワイドビューしなの8号で名古屋へ、という風にすれば何とかなりそうです。

 383系は以前夜行列車「ちくま」としても運用されており、夜行列車として運行するには問題ないと思いますが、JR東海の車両ですから車両使用料が発生します。実現したら面白そうですが、可能性は低いでしょう。

まとめ

 189系の「ムーンライト信州」はもう見ることはできませんが、何とか「ムーンライト信州」が存続することを願うばかりです。