ついに来春のダイヤ改正(3/14実施)の内容がJR各社から発表されました。順次各社・各地区ごとのダイヤ改正の内容を見ていきたいと思います。今回は北陸エリア編です。
北陸特急の時刻変更
関西方面から七尾線に直通する特急「サンダーバード」や七尾線特急「能登かがり火」の時刻を和倉温泉の宿泊に適した時間帯に合わせて変更します。
下り「サンダーバード」の和倉温泉直通列車が15号から17号(大阪10:42→和倉温泉14:30)となり、より利用がしやすくなります。
上り「能登かがり火」について4号を20分、8号を50分程度現在のダイヤから繰り下げます。
このほか、上り初電の「しらさぎ52号」について東海道新幹線のダイヤ改正に合わせ10分程度ダイヤを繰り下げます。(金沢5:00発→金沢5:10発)
小浜線で列車増発・時刻変更
早朝から朝通勤・通学時間帯にかけてのダイヤを見直し、利便性を向上します。小浜方面については平日のみ敦賀発小浜行きの列車を1本増発します。また、小浜駅発の初電が「しらさぎ52号」と接続し、利便性が向上します。
七尾線は旧型車両置き換え開始へ
先日七尾線用の新車521系100番台が落成し、現在試運転を行っています。
現在413系の運用が5運用、415系の運用が8運用(運用についてはこちらをご覧ください)。併結運用も一部あることから、置き換えはある程度本数が揃ったところでいっぺんに行うと考えられます。
特に注目なのは急行型電車の生き残りであるクハ455が413系に組み込まれた編成が2本存在することです。こういった特殊な編成は早々に置き換えが行われる傾向にあるため、乗車・撮影はお早めに。
越美北線と高山線でダイヤ見直し
越美北線は朝通勤・通学時間帯のダイヤを見直すとともに、初電の時刻を繰り上げ利便性が向上します。
これにより、越前大野駅の初電が「しらさぎ52号」・「ダイナスター1号」と接続し、米原到着が40分程度、東京到着が30分程度早くなります (東海道新幹線経由) 。
また、九頭竜湖駅の初電が繰り上がることで、新たに「サンダーバード6号」・「しらさぎ54号」と接続します。これにより京都・大阪到着が40分程度、東京到着が50分程度早くなります(東海道新幹線経由)。
このほか、朝の通勤・通学時間帯の高山線の猪谷発富山行の列車1本のダイヤを見直し、所要時間を短縮します。
まとめ
- サンダーバードの和倉温泉乗り入れ便が15号から17号に。大阪発時刻が30分繰下げ。
- 能登かがり火4号・8号がダイヤを繰り下げて運行。
- 小浜線で列車増発とダイヤ見直し。
- 七尾線向けの新車が落成。2020年以降順次413系・415系置き換えへ。
- 越美北線の初電繰り上げで特急への接続が大幅改善。