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 今春のダイヤ改正を前に運用を離脱していた209系3100番台の2編成ですが、ダイヤ改正後は川越車両センターの片隅に留置された状態が続いており動向が注目されていました。しかし、昨日このうちハエ72編成が大宮まで配給輸送されることとなり、今後の動向が注目されます。

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ワンマン化改造の予備車として運用され続けたが…

 209系3100番台は東京臨海高速鉄道に所属する70-000形の全車10両編成化に伴った編成組み替えの際に余剰となった70-000形の先頭車4両と中間車2両の計6両をJR東日本が購入し、これに中間車2両を新造して4両編成2本を組成したものとなります。

 八高・川越線で運用することに伴いドアスイッチの設置を伴う半自動ドア機能の追加や前面行先表示器のLED化、カラーリングの変更等必要な改造を施したうえで2005年4月から同線での運行を開始。先頭車のみが元70-000形のハエ71編成・全車が元70-000形のハエ72編成の2編成で他の205系や209系3000番台と共に活躍を続けてきました。

 転機となったのは2017年~2019年に行われた209系3500番台・E231系3000番台の投入でしょう。両形式の投入により205系と209系3000番台は運行を終了。209系3100番台も置き換えが行われるものと思われました。

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 しかし、その後E231系3000番台と209系3500番台がワンマン化改造されることになり、209系3100番台は予備車として両番台に交じり運用が続行。結局2022年1月のさよなら企画を以て引退し、その後は車庫の片隅で留置される状態が続きました。

ハエ72編成が配給

 動向が注目されていましたが、このうちハエ72編成に関しては郡山車両センターへ廃車回送されています。

 ハエ71編成も一緒に廃車回送されるのかと思われましたが、こちらは休車状態が続いています。こちらの動向も気になりますね。