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 JR北海道がHOKKAIDO LOVE!割事業の「ほっかいどう応援クーポン」専用商品として「クーポンde 北海道乗り放題パス」を発売することを明らかにしました。「話せる券売機」限定での発売となるなど前回発売時からの変更点やきっぷ利用時の注意点をまとめました。

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普通・快速列車に1日乗り放題

 HOKKAIDO LOVE!割事業の「ほっかいどう応援クーポン」専用商品として「クーポンde 北海道乗り放題パス」をJR北海道が発売します。内容は以下の通りです。

  • 利用期間・発売期間…5/8~7/15
    • 「ほっかいどう応援クーポン」の有効期間内に限ります
  • 小樽、札幌、新札幌、千歳、新千歳空港、苫小牧、登別、東室蘭、富良野、帯広、釧路、旭川、北見、網走、函館、新函館北斗の各駅に設置されている「話せる券売機」で発売します。購入の際は「話せる券売機」のオペレーターを呼び出してください。
  • 値段は大人2000円、子供1000円。「ほっかいどう応援クーポン」の電子クーポンによる全額支払いが必要です。
  • JR北海道内の普通・快速列車に1日間乗り放題となります。ただし、指定席やSLに乗車する際は別途料金券が必要です。
  • 石勝線の「新得~新夕張」間は乗車駅・下車駅ともに「新得~新夕張」間内である場合に限り、特例として特急・急行料金を支払うことなく特急・急行列車の普通車自由席が利用できます。ただし、乗車駅・下車駅のいずれかが「新得~新夕張」間の範囲外である場合は、別に特急・急行列車の利用全区間の運賃・料金が必要です。
  • 特急・急行列車を利用する場合は、特急券・急行券の他に別途乗車券も必要となります。

割と元は取りやすい?

 JR北海道の運賃は割と高いため、そこそこ距離の移動でも元は取りやすくなっており、片道なら91km以上(地方交通線の場合は83km以上)、往復だと46km以上(地方交通線の場合は42km以上)で元が取れる計算になります。目安となる駅は以下の通りです。

発駅往復片道
札幌美唄、余市、新千歳空港、追分深川、赤平、倶知安、白老、占冠
小樽森林公園、北広島、あいの里教育大美唄、苫小牧、追分
新千歳空港札幌、新夕張、白老余市、トマム、美唄、室蘭
苫小牧幌別、北広島洞爺、銭函、ロイズタウン、江別、美唄
東室蘭苫小牧、大岸恵庭、黒岩、黒松内、鵡川、追分
旭川滝川、中富良野、上川、士別岩見沢、東鹿越、白滝、美深
帯広浦幌、落合、トマム白糠、金山、占冠
釧路厚岸、標茶、厚内厚床、川湯温泉、池田
網走中斜里、端野美留和、生田原
北見呼人、生田原止別、丸瀬布
函館森黒岩

本数の少ない区間に注意!

 注意点としては、普通列車の本数が極端に少ない区間があることです。ここでは特に少ない区間に関して紹介します。

  • 石勝線の新夕張~新得間は特急に乗車できる特例があるのですが、追分~新夕張を走る普通列車は2.5往復のみ。新夕張発の初電は特急の接続を受けないため、利用できる列車は実質2往復のみということになります。
  • 石北本線の上川~留辺蘂間は普通列車の運転本数が少なく、特に上川~白滝間は普通列車で移動する場合日中の1日2往復のみとなっています。
  • 特急「北斗」は多数運行されていますが、室蘭本線の長万部~豊浦間は1日4.5往復のみの運行。また、函館本線の森~長万部間も1日6往復であるほか、長万部~蘭越間に関しても1日4.5往復のみの運行となっています。長万部周辺を普通列車で移動したい方は時刻表をよく確認することをお勧めします。
  • 意外なようですが、函館本線の滝川~旭川間も普通列車は1日8往復のみの運行で日中時間帯は運行間隔が数時間空くこともあります。
  • 根室本線の富良野~新得間は1日4.5往復のみの運行となっているほか、池田~釧路間を乗り通せる普通列車は1日6往復のみの運行となっています。釧路~根室間は1日6往復の運行。
  • 宗谷本線は名寄までならそれなりに本数があるのですが、名寄~音威子府は1日4.5往復、音威子府~稚内は1日3往復のみの運行となっています。
  • 釧網本線も全線走破する列車は1日5往復のみとなっています。

うまく乗り継げば長距離移動することも可能

 上で取り上げたように普通列車の本数は少ないですが、うまく乗り継げば時間はかかりますが長距離を移動することも十分可能です。札幌駅から出発すれば当日中に稚内(ただし初電に乗車する必要あり)や函館、網走、釧路まで移動することもできます。

 参考までに1日乗り倒すモデルルートを紹介します。

  • 釧路 6:38→網走 9:51
  • 網走 10:19→遠軽 12:52
  • 遠軽 13:27→旭川 17:13
  • 旭川 17:37→岩見沢 19:15
  • 岩見沢 19:38→苫小牧 21:04
  • 苫小牧 21:56→東室蘭 23:02(5/20以降は22:51着)

 苫小牧駅で1時間近い待ち時間が生じますが、あとは20~30分程度の乗り継ぎ時間でテンポよく乗り継いでいけます。比較的大きな駅での乗り継ぎになりますのでコンビニなどもありますし、飲食物の確保もそこまで困難ではないでしょう。

  • 函館 8:18→長万部 11:12
  • 長万部 13:29→俱知安 15:02
  • 俱知安 15:17→小樽 16:27
  • 小樽 19:00→札幌 19:33 エアポート196号
  • 札幌 19:36→滝川 21:11
  • 滝川 21:43→旭川 22:34

 もう1つのプランは函館山線に乗りつつ小樽観光をし、旭川まで至るルートです。なお、小樽観光に興味のない方は小樽駅を16:37に出発する普通列車で岩見沢を経由し滝川まで先を急ぎ、富良野を経由して旭川駅に21:44に到着することができます。この場合は宗谷本線・石北本線の終電がまだあり、それぞれ名寄・上川まで行くことが可能です。

 先に挙げたモデルプランはあくまで一例ですが、ここまで意地になって乗らなくてもそこそこの距離乗車すれば2000円分のもとはすぐに取れますので普通列車で自由な旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。