JR東海と四国は相次いでフリーきっぷの改定を発表しています。JR四国は「バースデイきっぷ」・「四国グリーン紀行」でものがたり列車に乗車する際に4月以降は運賃のみ有効となり別に特急・グリーン料金が必要となることを発表しました。また、JR東海も「お得なきっぷ」の一部商品をリニューアルします。
JR四国、グリーン車乗り放題のきっぷに遂にメスが…
JR四国のものがたり列車は「伊予灘ものがたり」・「四国まんなか千年ものがたり」・「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」の総称でいずれもキハ185系を改造した観光列車となっています。長らくこれらの観光列車も「バースデイきっぷ」・「四国グリーン紀行」であれば事前に座席指定を受けることで乗り放題となっていましたが、2025年4月以降はこれらの切符で乗る際には運賃部分のみ有効となり別にグリーン券・特急券が必要となります。
なお、一般の特急列車などに関してはこれまで通り「バースデイきっぷ」・「四国グリーン紀行」で乗り放題となっています。今回の改定は残念ですが、ものがたり列車まで乗り放題だったこれまでに感謝しつつこれからもこれらの切符を末永く発売して欲しいと思いますね。
「JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」が大幅リニューアル
JR東海が発売するJR東海の在来線全線及び隣接する16私鉄の普通・快速列車が乗り放題になる「JR東海
&16 私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ」について4/1から以下の通りリニューアルします。
- 利用期間を現行の土休日のみから拡大し、土休日及びその翌日の平日も利用可能に
- JR東海の在来線を利用する際に、自動改札機を通れるようになります。
- JR西日本のインターネット予約サービス「e5489」で発売を開始します。なお、「e5489」で予約されたきっぷの受取箇所はフリー区間内のJR東海の主な駅に限ります。
今までも割と神きっぷだったのですが、土休日限定から何と休日の次の平日も利用期間になったことで土休日で2日間連続の休みを取れなかった人も利用できるようになったのが大きいでしょう。更にJR東海の在来線で自動改札を通れるようになったことも大きく利便性が向上する点でプラスになりますね。
「ふじのくに家康公きっぷ」は値上げも施設特典がついてくるように
静岡県の東部・中部・西部エリアのフリー区間内のJR線や私鉄、バス路線等が2日間乗り放題になる「ふじのくに家康公きっぷ」は4/1発売分より1600円から2000円に値上げされる一方フリー区間の沿線の対象施設で本きっぷを提示すると、入館料割引等の特典を受けることができるようになります。
また、4/1~6/30の期間限定で「ふじのくに家康公きっぷ」の案内券に記載された二次元バーコードを読み込み、アプリ内でアンケートに答えると「TOKAI STATION POINT」200ポイントがプレゼントされるキャンペーンが実施されます。