阿字ヶ浦駅~国営ひたち海浜公園間の延伸が予定されているひたちなか海浜鉄道ですが、この度JR東日本からキハ100形3両を譲り受け旧型車両を置き換える方針を明らかにしました。また、観光用車両としての導入も併せて発表されていますが、どのような車両となるのでしょうか?
キハ100形3両が譲渡へ!
ひたちなか海浜鉄道はJR東日本の北上線・大船渡線で運用されているキハ100形3両の譲渡を受け、老朽化した車両の置き換えを行うことを明らかにしました。導入車両は以下の通りです。
- キハ100-39…ミキ300-103代替
- キハ100-40…観光列車導入
- キハ100-41…キハ205代替
置き換えが行われる車両は?
まず、ミキ300-103は兵庫県の三木鉄道で運用されていたものを同鉄道の廃止に伴い譲渡されたものとなります。平成10年の製造で、平成21年6月にひたちなか海浜鉄道が購入し8月末から運行を開始したものです。車内はボックスシートが並びますが、トイレはついていません。
そしてもう1両のキハ205ですが、こちらは何と昭和40年に製造された車両となっており、現存するキハ20系列の中では唯一の動態車両となっています。当初は国鉄→JR西日本で運用されていましたが、水島臨海鉄道へ譲渡後平成8年2月にひたちなか海浜鉄道が購入し、同年8月から運行されています。
観光車両はどんなものに?
旧型車両の置き換えに使われる2両とは違い観光用車両となる残り1両はどんな車両になるのか。延伸開業したとしてもそこまで長い距離にはならないことを想定すると、北近畿タンゴ鉄道の「あおまつ」のような車両となるのでしょうか?
あるいは、そこまで内部の改装はしないであくまで外装をメインに変えるのか。果たしてどんな車両となって登場するのか楽しみなところです。