JR西日本から、鉄道ファンや旅行好きが思わず二度見してしまうような超強力なトクトクきっぷが発表されました。その名も「WESTERポイント関西・北陸フリーパス」です!
なんとJR西日本のグループ共通ポイント「WESTERポイント」6,000ポイント(6,000円相当)で、関西から北陸エリアの北陸新幹線・特急・普通列車が3日間乗り放題になります。しかも、北陸新幹線や特急列車の普通車指定席が合計6回まで使えるという充実ぶりです。この記事では、新登場した「WESTERポイント関西・北陸フリーパス」の概要からおトク度の検証、利用時の注意点、おすすめの周遊モデルコースまで徹底解説します。
きっぷの基本概要
まずは発売期間や価格などの基本スペックをチェックしておきましょう。
| 項目 | 詳細 |
| きっぷ名称 | WESTERポイント関西・北陸フリーパス |
| 発売期間 | 2026年10月1日(木)~ 2026年12月22日(火) ※利用開始日の1ヶ月前~当日まで発売 |
| 利用期間 | 2026年10月13日(火)~ 2026年12月24日(木) ※利用制限期間なし(12月22日利用開始分まで発売) |
| 有効期間 | 連続する3日間 |
| 価格(必要ポイント) | おとな:6,000ポイント / こども:3,000ポイント ※全額「WESTERポイント(基本)」での支払いが必要 |
| 発売箇所 | JR西日本 ネット予約「e5489」限定(駅窓口での発売はありません) |
| 利用可能人数 | 1名から利用可能(※こどものみの予約・利用は不可) |
全額ポイント払い専用商品のため現金の併用はできませんが、大人6,000ポイントという設定は近年のフリーきっぷの中でも屈指の低価格です。
自由周遊区間と乗車可能な列車
フリーエリアは「関西」と「北陸」を結ぶ主要幹線が網羅されています。
1. 利用できる区間
- 関西エリア:
- 大阪特定都区市内の全駅(大阪環状線、JRゆめ咲線、JR東西線など)
- 尼崎駅・久宝寺駅(特定都区市内制度で通常は対象外となる駅も利用可能)
- JR京都線・琵琶湖線(大阪~京都~米原)
- 湖西線(山科~近江塩津)
- 北陸本線(米原~敦賀)
- 北陸エリア:
- 北陸新幹線(敦賀~糸魚川)
2. 対象列車と設備の扱い
- 北陸新幹線(つるぎ・はくたか・かがやき):敦賀~糸魚川間で乗り放題。普通車自由席は回数制限なしで何度でも利用可能です。全車指定席の「かがやき」号や指定席車両は、交付枠(6回)を使って乗車できます。
- 在来線特急列車:
- 特急「サンダーバード」(大阪~敦賀)
- 特急「しらさぎ」(米原~敦賀)
- 「サンダーバード」「しらさぎ」は全車指定席のため、事前に指定席の交付を受ける必要があります。
- 快速・普通列車(新快速含む):自由周遊区間内であれば普通車自由席が3日間乗り放題です。
- 指定席交付:合計6回まで普通車指定席の指定を受けられます。6回あれば、関西〜北陸の往復(特急+新幹線の乗継で4回分)に加えて、北陸エリア内での移動にも指定席を使えます。
- きっぷの受取後に指定席を予約する場合は、改札を出ることなく2列車以上(「サンダーバード」・「かがやき」と敦賀~富山間の北陸新幹線)を乗り継ぐ場合は1回とカウントします。
どのくらいお得?コストパフォーマンスを検証!
WESTERポイントは通常「1ポイント=1円」相当として利用できます。
では、通常のきっぷ(普通車指定席・通常期)を購入した場合と比べてみましょう。
| 主な利用区間(往復) | 通常価格(特急+新幹線 指定席) | フリーパス(6,000pt)との差額 |
| 大阪 ~ 敦賀(特急往復) | 約 9,400円 | 約 3,400円おトク |
| 大阪 ~ 福井(特急+新幹線往復) | 約 14,580円 | 約 8,580円おトク |
| 大阪 ~ 金沢(特急+新幹線往復) | 約 18,820円 | 約 12,820円おトク |
| 大阪 ~ 富山(特急+新幹線往復) | 約 20,580円 | 約 14,580円おトク |
大阪から金沢や富山へ向かう場合、片道移動するだけで6,000ポイントの元が取れます。往復するだけで1万円以上浮く計算になり、途中下車して複数都市を巡れば実質2万円以上おトクになるケースも珍しくありません。
利用前に押さえておきたい5つの注意点
破格のきっぷですが、利用にあたって気をつけたいルールがいくつかあります。
- 並行在来線(第三セクター線)は利用不可 金沢~敦賀間の北陸新幹線延伸に伴い経営分離された「ハピラインふくい」「IRいしかわ鉄道」「あいの風とやま鉄道」「えちごトキめき鉄道」などの並行在来線は、フリーエリアに含まれません。北陸エリア内の移動は基本的に北陸新幹線を利用することになります。
- 全車指定席列車に注意 北陸新幹線「かがやき」や特急「サンダーバード」「しらさぎ」は全車指定席です。乗車前に必ずe5489や指定席券売機で座席指定を受けてください(満席時は普通車デッキ等への立席乗車となります)。
- 一部の在来線特急は対象外 「らくらくびわこ」やJR東海の特急「ひだ」などはフリーパスの特急料金対象外(運賃のみ有効、または別途料金券が必要)となります。
- 「WESTERポイント(基本)」のみ利用可能 有効期限が限定された「WESTERポイント(期間・用途限定)」は購入に利用できません。保有ポイントの種類をあらかじめ公式アプリ等で確認しておきましょう。
- 乗車前の発券が必須 e5489で予約後、乗車前にJR西日本の「みどりの券売機(5489サービス対応)」や窓口で必ず紙のきっぷを受け取る必要があります。チケットレス乗車はできないため、出発駅での発券時間を確保しておきましょう。
3日間を満喫するモデルコース例
指定席6回枠を賢く活用した、2泊3日の王道ゴールデンルート案です。
- 1日目:大阪から加賀・金沢へ
- 大阪駅 ➡(特急サンダーバード【指定席①】)➡ 敦賀駅
- 敦賀駅 ➡(北陸新幹線【指定席②】)➡ 加賀温泉駅または金沢駅
- 金沢のひがし茶屋街や兼六園を散策、近江町市場で海鮮を堪能。
- 金沢駅 ➡(北陸新幹線「つるぎ」【自由席】)➡ 富山駅へ(富山泊)
- 2日目:富山から黒部・糸魚川、そして福井へ
- 富山駅 ➡(北陸新幹線【自由席】)➡ 黒部宇奈月温泉駅または糸魚川駅へ足を伸ばす
- 富山湾の白えびや鱒寿司を楽しんだ後、午後は福井方面へ南下。
- 富山駅 ➡(北陸新幹線【指定席③】)➡ 福井駅(福井泊)
- 3日目:福井観光から関西への帰路
- 福井県立恐竜博物館や一乗谷朝倉氏遺跡などを観光、越前そばを堪能。
- 福井駅 ➡(北陸新幹線【自由席】)➡ 敦賀駅
- 敦賀駅周辺で気比神宮参拝や日本海さかな街でのお土産選び。
- 敦賀駅 ➡(特急サンダーバード【指定席④】)➡ 京都駅・大阪駅
この行程なら指定席の消費は4回で済み、2回分の余裕を残したままスムーズに旅行できます。北陸新幹線の短距離移動(金沢〜富山など)に「つるぎ」の自由席を組み込むのが、指定席枠を節約するコツです。
普段のお買い物やICOCA利用、J-WESTカード等でWESTERポイントを貯めてきた方にとって、まさに最高の使い道となるきっぷです。10月1日の発売開始に向けて、ぜひ秋の北陸旅行の計画を立ててみてください!





