現在京浜急行が保有する車両の中では最古参となる1500形。最近になり、アクセス特急や京成線乗り入れの運用に充当される姿が稀に見られるようになりました。どういった事情の変化でしょうか?
昨年12月以降に乗り入れが解禁!
以前は、京成電鉄の高砂駅~成田空港方面・アクセス特急の運用に入るのは「停車駅予報装置」を搭載する車両に限定され、600形と新1000形の10次車以降に限定されていました。
しかし、無線のSR化に伴い、車上情報管理装置が無かった車両に対しても追設され、1500形や新1000形9次車以前の編成も停車駅予報装置を装備することとなりました。これにより、 1500形や新1000形9次車以前の編成についても成田空港方面やスカイアクセス線への乗り入れが解禁されました。
遂に成田空港乗り入れが実現
そして、1500形がついにアクセス特急に充当、成田空港駅への乗り入れが久しぶりに実現しました。
なお、スカイアクセス線内でも扉上の案内装置は通常通り機能していた模様です。
初期車は置き換えの可能性も?
アクセス特急充当、京成線乗り入れ復活と明るい話題が多い1500形ですが、今後は後継車による置き換えも可能性がないかというと、そうとも言い切れないでしょう。
京急電鉄の場合、鋼製車の寿命が30年~35年とされており、そろそろ初期車がこの年数に差し掛かってきます。 となると、新1000形をこれ以上増備するのもあまり現実的ではないですし、新形式による置き換えが行われるとみるのが現実的でしょうか。