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 テラスハウスに出演していた木村花さんが中傷により自殺し、自殺後も中傷を続けたとして母親の響子さんが損害賠償などを求めた民事裁判が始まりましたが、被告は出廷しませんでした。この男性の正体やネット上の反応をまとめています。

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民事裁判が遂に始まる

 亡くなった木村花さんに死後も誹謗(ひぼう)中傷を続けたとされる男性の裁判。男性は法廷に現れませんでした。

 フジテレビの番組「テラスハウス」に出演するなか、SNS上で誹謗中傷を受けて去年5月に自殺した木村花さん。 遺族はその後、この投稿を目にしました。「あんたの死でみんな幸せになったよ、ありがとう。テラハ楽しみにしてたのにお前の自殺のせいで中止。最後まで迷惑掛けて何様?地獄に落ちなよ」

 今月22日に開かれた第1回の裁判。投稿をしたとされる被告の長野県在住の男性側は誰も出廷せず、訴えに対する答弁書も提出されませんでした。

 母親の響子さんは男性に対し、限度を超えた侮辱行為で遺族の心情を傷付けたとして約294万円の損害賠償を求める民事裁判を起こしました。

 刑法の「名誉棄損罪」や「侮辱罪」は原則、生きている人を対象にしているため、花さんのように亡くなった人が刑事事件として責任を追及することが難しいなかこぎ付けた22日の裁判でした。 来月21日に開かれる次回の裁判でも今月22日と同じような状況であれば結審となります。

引用:木村花さんを死後も誹謗中傷か 被告側は出廷せず(2021年3月22日)

 木村花さんが亡くなった事件についてついに裁判が始まったわけですが、被告側が出廷せず答弁書も出しませんでした。第一回の公判は出廷しなくてもいいのですが、代わりに答弁書の提出が必要になります。それも無かったとなると、このまま欠席判決となる可能性が高いですね。

 個人的にはこの裁判に注目していました。というのも故人に対する中傷で遺族が訴訟を起こすケースはそこまで多くないためです。この裁判によってどこまでがセーフでどこからがアウトになるか?というのがある程度示されるものと思っていました。欠席判決ですと基本的に原告の訴えがそのまま通ってしまうためこのような議論はされずじまいとなってしまいます。残念な話です…

男性の正体は?

 この男性の住所は長野県茅野市であることはわかっています。

 また、この男性の氏名も判明していますが、現時点でそれ以上の情報は出ていません。大学に関しては武蔵野美術大学卒ということが判明しているようです(電話でお問い合わせしたい方はこちら)。いったい大学で何を学んできたんでしょうか?呆れてものが言えないですね。

ネット上の反応は?

 答弁書なしってどうするつもりなんだろ。答弁書なしだと次回で結審してしまうよ。

 仮に反論がなくても、最低限自分のやってしまったことに対する責任は全て負うべきだと思うし、矢面に立たされることから逃げてはダメだよ。

引用:木村花さん中傷で賠償請求 母親「投稿した言葉の責任を」

 反論と言うか言いたいことはおそらくあるでしょう「何で俺だけ、他のやつもやってる」「叩かれる方が悪い」「ストレス解消でやっただけ」等…
 たださすがにそんな話が通用するはずないのはわかってるし、第一法廷というリアルな場所に自分を晒したくないのでしょう
 安全(だと思ってる)な場所から攻撃できるから無責任に発言していたわけだから、当然の話ではありますが

 そんな感じだから、反省などしてないでしょう
 「叩きやすい空気を作った周りが悪い」「叩かれる要因を作った被害者が悪い」「自分は悪くない」
しばらくはビビっておとなしくしてるでしょうが、ほとぼりが冷めたらまたやるに決まってます。安全な場所からの誹謗中傷はリスクなしに気持ちよくなれるから
 今度は(目をつけられないように)もっとうまくやる、とすら考えているかもしれません

 簡単に言えば、薬物中毒者と同じです

引用:木村花さん中傷で賠償請求 母親「投稿した言葉の責任を」

 投稿している者の責任として、出廷するべきだろうな。でなければ、自分自身も否定することになるんじゃないのか。

 自分で感じて許せないと思ったから投稿したんだろうし、その時は、それが正しいと思っていたんだろう。たとえ死者を冒涜することになろうとも、投稿する時の思いを原告や裁判官、傍聴人に聞いてもらえばいい。そして、何が問題なのかを明らかにする。

 投稿だけが問題なのか、誹謗中傷があることを予見しながら放送した側には問題はないのか?争うことをしなければ、投稿したものだけが悪いということで終わってしまう!

引用:木村花さん中傷で賠償請求 母親「投稿した言葉の責任を」

 とにかく出廷しないというのが許せない。日本の法律では、裁判を起こされたらそれに応じる義務(応訴義務)がある。

 他人を批判するくらい正義感あふれる人なら、日本人としての最低限の義務を果たしたうえで、正々堂々と自分の主張を述べればよい。
 どちらが正しいか、第三者である裁判所が判断してくれる。

引用:木村花さん中傷裁判、被告男性は出廷せず…臨床心理士が指摘する「加害者と被害者のギャップ」

 出廷せず、何ら意思表示をしないということは、裁判で不利になるという以上に、被害者への謝罪の意思が一切ないことのあらわれです。どんな判決が下っても反省することはないんでしょうね。

 これでは、どんな判決になろうと?被害者の家族は心の決着がつかないのではないでしょうか。

引用:木村花さん“中傷”裁判 被告の男性側は出廷せず

 きっちりやればいいと思います。
 あと、制作会社や放送局などの関係者が「盛り上げ・煽り・炎上などの話題作り」のために、先導誘導的な書き込みをしていなかったのか、そういったところもしっかり解明してほしいですね。

 そうすれば、今後視聴者も賠償請求出来やすくなるので。

引用:木村花さん中傷訴訟で初弁論 母の響子さん「自分の犯した罪からは絶対に逃げきれない」

国は法改正をすべきでは?

 今回の一件では国の司法制度にも問題があることが分かりました。応訴義務を果たさなくても刑事罰はなく敗訴になるだけ。遺族はお金は受け取れてもこれでは何の解決にもならないのではないでしょうか?損害賠償だけではなく公の場での謝罪などを請求として認めるようにすべきではないでしょうか。また、正当な理由なく裁判を欠席した場合には刑事罰を与えるようにするのもいいかもしれませんね。

 ちなみに法律の改正は審議等を経て最終的には国会で行うわけですが、その国会では居眠りする議員が少なくないようで…仕事してもらいたいですね。