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 前回の記事「ことでんのレトロ電車、順次引退へ」が予想以上に注目を集めたので、今回はそんなことでんを回るのに便利なフリーきっぷの紹介と既存車両の置き換えについて考察してみました。

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ことでんのフリーきっぷ

 ことでん全線が乗り放題のものと、これに加えてJR四国の一部区間が乗り放題になるものがあります。

1日フリーきっぷ

1000形
引用:1000形

 2018年度版やバーバパパデザイン、 ことでんのマスコットキャラクター「ことちゃん・ことみちゃん」がモチーフとなったものなどいろいろな色紙のバージョンがありますが、いずれも値段は変わらず、ことでん全線一日有効、大人1230円、子供620円です。高松築港・瓦町・仏生山・琴電琴平・長尾・琴電志度の各駅のほか、通信販売も行っており、ことでんショップでも購入が可能です。

ことでん・JRくるり~んきっぷ

6000系
引用:6000系

 こちらはことでん全線に加え、JR四国の 志度~高松~琴平間の快速・普通列車の普通車自由席が乗り降り自由となっています。

 通年販売しており、 JR四国の駅のみどりの窓口、 高松・坂出・丸亀駅の指定席券売機 、ワープ支店、駅ワーププラザおよび四国内の主な旅行会社、ことでんの高松築港・瓦町・長尾・栗林公園・琴電琴平・琴電志度の各駅で購入が可能なほか、JR四国ツアーの通信販売でも購入できます。お値段は大人1960円、子供980円です。

 なお、列車乗車後に有効期間を経過する場合は、途中出場しない限り当該乗車列車のフリー区間の最終着駅まで有効です。

既存車両の置き換えはどうなる?

 現在ことでんを走っている電車はレトロ電車が古いことに注目が行きがちですが、それ以外の車両もかなり年数がたっており、そう遠くないうちに置き換えが必要になると思われます。18m車の琴平線・長尾線と16m車の志度線で分けて考えます。

琴平線・長尾線の置き換え車両は?

1500系
引用:1500系

 恐らく京急の1500系が大本命なのではないでしょうか。18m車体で3ドア、今後新型車両の導入でまとまった数の廃車が見込め、以前にも京急から車両が譲渡された実績があることを考えるとこの車両が一番よさそうです。

3400系
引用:3400形

 対抗馬として挙げられるのが京成電鉄の3400形電車でしょうか。こちらも 鋼製車で今後数年以内の廃車が見込まれていますが、ネックとなるのは AE形の走行機器類を流用している点でしょうか。もし転属が行われるのであれば、こちらは流石に更新を行う必要があると思われます。

 また、鋼製車にこだわらないのであれば、今後廃車が進むであろう3500形も候補に挙がってくることでしょう。

志度線の置き換え車両は?

5050形
引用:5050形

 琴平線・長尾線より置き換えが困難なのが志度線の置き換え車両でしょう。私鉄の中でも16m車を走らせている線区は多くなく、名古屋市営地下鉄の東山線・名城線・名港線や大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今里筋線などしかありません。

 大阪メトロの車両置き換えはしばらくないでしょうし、そうなると名古屋市営地下鉄の5050形か2000形が候補になると思われます。それとも、ここは新車を導入したりするのでしょうか…?

まとめ

 ことでんのフリーきっぷや今後の車両置き換えについて考察してみましたが、どうだったでしょうか?動く鉄道博物館なだけではなく、仏生山駅でことでん電車図書室を始めてみたり、レンタサイクルを行ってみたりと様々な取り組みをしていることでんにはこれからも頑張って欲しいですね。あとはことでんを見たり聴いたりしながら美味しい讃岐うどんを食べられるお店があれば完璧なのですが…