JR西日本がICOCAエリア(一部除く)の普通列車30日間乗り放題と関西圏の主なエリアで利用できるクーポンがセットになった周遊パス「( ICOCAでGO)JR西日本無限大パス」を発売することが明らかになりました。30日間乗り放題というのは魅力的ですが注意点もあり、使いどころが難しいものとなっています。
「KANSAI MaaS」で発売
JR西日本は「ICOCAでGO」の商品として30日間ICOCAエリアが乗り放題となる「JR西日本無限大パス」を発売します。
- 利用期間: 2025年2月15日(土)から4月10日(木)の間で、連続する30日間。
- 価格: 大人50,240円。子ども用の設定はありません。
- 購入方法: 広域型MaaSアプリ「KANSAI MaaS」でのみ購入可能。支払いはクレジットカードのみ対応しています。
- 利用可能エリア: ICOCAエリア内の普通列車の普通車自由席が対象ですが、一部利用できない路線(例: 七尾線、城端線)があります。
- 特急列車や座席指定券等が必要な列車に乗車される場合は、別途料金券が必要です。
- 新幹線は利用できません。別途、運賃・料金が必要です。
- 特典: 関西圏の主なエリアで利用できるクーポンがセットになっています。
30日乗り放題は魅力も、使いどころが難しい
確かに30日間乗り放題は魅力的ですが、使いどころが難しい商品となっています。流石に30日乗り続けるのは現実的ではないですから2/3…20日くらいで使うとすると1日で2500円程度使わないと元がとれないことになります。
また、エリア内での乗車であっても営業キロが乗車駅から下車駅の最短経路で200kmを超える場合には、下車駅でICOCAを使えません。ただし、以下の場合を除きます。
- 大阪近郊区間内相互発着のご利用の場合
- 大阪近郊区間内の駅と右記の在来線特急列車停車駅相互間をご利用の場合(サンダーバード、しらさぎ、くろしお、こうのとり、きのさき、はしだて、まいづる、はまかぜ)
- 特急やくも号の停車駅相互間をご利用の場合
このほか、利用時には登録済みのICOCAに事前にチャージしたうえで自動改札機・車載型IC改札機を通過する必要があり、利用ごとに自動改札機・車載型IC改札機にてICOCAから運賃が精算されるということに注意する必要があります。利用月の翌月末に、自由周遊区間内をICOCAで利用した運賃相当分をWESTERポイント(チャージ専用)で返却されるようですが、基本ポイントでないのが痛いですね。
果たしてどの位利用者が居るのか?そして次はどんな商品を発売してくれるのか今後の展開を楽しみにしましょう。