今春のダイヤ改正でJR東日本で運行されていたキハ40系一般車が運行を終了しましたが、ここへ来て更なる動きが見られます。JR東日本から小湊鉄道へ譲渡されたキハ40系2両が今春運行開始することが発表されました。また、JR四国からは「伊予灘ものがたり」キハ40系での運行を今冬で終了し、来春からキハ185系を改造した2代目「伊予灘ものがたり」へ移行することが発表されています。
小湊鉄道で今春運行開始
只見線で長らく活躍し、昨年5月に譲渡されたキハ40。現在小湊鉄道で運行するための各種工事や試運転を行っていますが、ついに今春から運行を開始し、キハ200形を順次置き換えることとなります。なお、具体的な運転開始時期は小湊鉄道のホームページ・SNSで別途案内するとのことです。
「伊予灘ものがたり」引退へ
一方で引退の情報も。JR四国は車両の老朽化に伴い、キハ40系で運行されている「伊予灘ものがたり」の運行を今冬で終了することを発表しました。来春からはキハ185系を改造した3両編成で運行を行います。
実は伊予灘ものがたりの種車になったキハ47 501とキハ47 1501は廃車となった後に多度津駅の側線に2年以上放置されていた。
多度津で何度か見かけたが、なかなか工機部(多度津工場)のスクラップヤードに送られないからずっと怪訝に思ったのだが、まさか観光列車になって復活するとは思わなかった。四国では数少ないエアサス付きの500番台だから躊躇したのか分からんが、元々一度廃車になった車両。遅かれ早かれこうなる運命だった訳で。
キハ185が後任なのは妥当。2000系程酷使してないだろうし。とはいえ、同車ももうすぐ経年35年超えるから10年は持たないかな?
引用:「伊予灘ものがたり」 来春から2代目車両へ【愛媛】
種車のキハ47形2両はいずれも2011年の3月末日で廃車となっており、解体されずに残されていた状態でしたが、2014年に改造を受け復籍しています。
これに伴い本年を「伊予灘ものがたりラストランイヤー」とし、オリジナル乗車記念証の贈呈、ラストランツアーの実施、オリジナルロゴ作成などを行います。
キハ185系の改造種車についてですが、恐らくキロ186-8が中間車として組み込まれる可能性が高いようです。また、残りは現在普通列車として運行されている3100番台を使うのではないか?という噂があります。
すでにキハ185系3100番台で運行されている普通列車はわずかとなっており、いつ運行終了となってもおかしくない状況です。乗車や撮影を考えている方はお早めに。