新型コロナウイルスの影響が拡大しています。何と大井川鐵道は井川線の列車を5/8まで全面運休することを発表しました。これに加えSL列車も運休を決定するなどこれまでにない事態となっており、今後どうなっていくのでしょうか?
井川線の列車全面運休へ
大井川鐵道の井川線は勾配がきついことにより、日本で唯一のアプト式を採用する鉄道路線です。
新型コロナウイルスの感染拡大状況・政府からの緊急事態宣言を踏まえ、4/14~5/8の期間、井川線(南アルプスあぷとライン)を全線終日運休とすることを今回決定しました。路線の特徴から、利用はほとんどが県外からくる観光客のため、コロナウイルスの感染拡大・県外からの持ち込みを防ぎたいというところでしょう。
なお、現在のところ大井川本線の普通電車(金谷~千頭間)と寸又峡線・閑蔵線路線バスについては平常通り運転を行います。
井川地区自主運行バスについても今のところ平常通りの運行が予定されています。
井川線区間が含まれるフリーきっぷ「大井川周遊きっぷ」・「井川寸又峡周遊きっぷ」については同期間、発売休止となります。
SL列車も運休中
5/8まで土日祝日を含む全ての日にちでSLかわね路号を運休することがすでに発表されています。なお、以降のかわね路号の運転についても取りやめとなる可能性があります。
また、5/16~6/15のきかんしゃトーマス号の運行を取りやめます。これに伴い、同期間「トーマスフェア」等のイベント、関連バスツアーの実施も取りやめます。
きかんしゃトーマス号のチケットをローソンチケットでお買い求めのお客様は、チケットをお引き取りいただいたローソン・ミニストップ店舗での払い戻しとなります。お手続き方法については、ローソンチケットのページをご確認ください。店頭での払い戻し期間は5/1~5/31となります。
イベントの再開は6/26を予定していますが、今後の状況次第で再延期・中止とする場合もあります。
「大井川鐵道 川根温泉ホテル」についても4月いっぱいの休館となります。今後の状況次第で休館期間が延長される場合もあります。
売店も休業へ
最後に
鉄道ファンの皆様、新型コロナウイルスという物騒なものが流行している状況、緊急事態宣言が発令されていることをよく考え、不要不急の外出はしないようお願いします。1人1人の自制を求めます。