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京王観光の不正問題によって、京王観光では2/5以降JR券の発行が不可能となってしまいました。一体なぜこのようなことが起こったのでしょうか?

発端は文春砲


 京王電鉄が株式を100%保有する子会社で、法人・学校向け団体旅行を数多く手掛ける京王観光が、組織ぐるみで“キセル”(不正乗車)を行い、JR各社から少なくとも2億円を詐取していた疑いのあることが「週刊文春」の取材で分かった。
【写真】京王観光ホームページ

「不正が行われていたのは、京王観光の大阪支店と大阪西支店の2支店(昨秋に統合)です。団体旅行を実施する際、ツアー参加人数分のJR乗車券を購入せず、差額分の乗車料金を利益に計上していたのです。京王観光にはJR乗車券の発券端末が各支店に設置されており、京王側の責任で発券・発売が行えるようになっています。この仕組みはJRとの信頼関係のもと、性善説で成り立っており、団体旅行で改札を通過する際、JR側も発券数と乗車人数が合致するかなど、いちいちカウントしていません。それを逆手に取った不正乗車ですから極めて悪質です」(京王観光関係者)


被害に遭ったうちの一社であるJR東海は、「JRの乗車券類を発売できる立場を悪用した不正乗車であって、極めて遺憾であり、厳正に対処する考えである」と回答。
 一方、親会社の京王電鉄は「同じ鉄道業界に身を置く同業であると同時に、重要なお取引先様でもあるJR様への背信行為ですので、極めて重大な不正と考えております。JR様や監督官庁の判断結果が下されるのを待って(公表を)検討します」と回答した。

引用元: 京王電鉄の子会社・京王観光が組織で不正乗車 JR各社から2億円詐取か

手口はどのように?


手口を推測すると、金額の大きさから見て修学旅行向けなど長距離の乗車券と考えるのが妥当だ。被害はJR各社に及んでいるが、不正の舞台が大阪の支店だったこともあり、「不正乗車の大半は東海道新幹線と山陽新幹線」(JR関係者)という指摘もある。
旅行業界に詳しい関係者によると、指定席特急券で人数をごまかすのは困難。そのため、指定席特急券ではなく乗車券で不正を行ったのではないかとする見方が多い。個人であっても切符を購入する場合、指定席特急券と乗車券を別々に購入することは可能だ。従って、指定席特急券は人数分購入し、乗車券を実際の人数よりも少なく購入するという手口がまず考えられる。
ただ、一般の乗車券と異なり、団体の乗車券は利用日や利用列車が限定されることが多いため、もし改札口でJR駅員が見逃しても、JR側が後日に発券された指定席特急券と乗車券の数を付き合わせれば、不正は判明しそうなものだ。この点については、「旅行会社と鉄道業界における長年の信頼関係」(JR関係者)から、付け合わせ作業がきちんと行われていなかったようだ。
ほかには、幼稚園児や小学生の遠足では自由席特急券が使われることもあり、乗車券だけでなく自由席特急券でも不正が行われた可能性がある。また、団体旅行では一部の大人の参加者について子供料金で発券するなどの手口も考えられる。さらに、「団体乗車券だけでなく、具体的な方法は不明だが回数券も不正の手口として使われた」とする関係者もいる。

引用: 京王電鉄子会社「JR乗車料金不正」の手口は?

マルスは事実上の召し上げに


京王観光は、大阪地区支店内で発生したJR乗車券の不正行為(キセル)を受け、JR券の発券停止処分を受けた。同社サイトで発表したもの。

対象は同社の全支店・営業所で、発券停止期間は2019年2月5日から期限未定。3月1日までは、すでに発券している乗車券類の変更、払い戻し業務に対応する。

旅行商品販売については、JR券付きの自社商品「キングツアー」以外のパッケージツアーは、従来通りの販売となる。

なお、京王観光によると不正行為は昨年6月に発覚。不正事実の確認後、昨年10月に同社による調査結果をJRに報告していた。その後は、同社とJRの双方による検証作業を実施。今後、第三者(外部の法律事務所)を交えた再確認を行なうこととなった。その調査結果も、公表する予定だ。

引用元: 京王観光、JR券の発券停止に、キセルの不正行為処分で、期間未定で全支店・営業所が対象

今後はどうなる?

今回の件でJR券だけではなく、JRを含むパッケージツアーも販売できなくなってしまったので、影響はかなり大きいでしょう。また、この一件で他の会社も発券の委託を停止するところが出てくるかもしれません。そうなると本当に倒産・廃業や身売りという事態になるでしょう。続報がどのようなものになるのか注目です。