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 現在不通となっている常磐線の富岡~浪江間について、来春をめどに運行を再開することを明らかにしました。また、これに伴いSuicaエリアと近郊区間を拡大することを発表したので、これらのことについて考察を行いました。

常磐線来春全線再開へ

 常磐線は富岡~浪江間については避難区域の再編後も大半が帰還困難区域および居住制限区域とされた区間であり、この区間については比較的高い放射線量の区間がありました。2016年より順次除染と復旧工事が行われ、今年の11月までに工事を完了させる模様です。その後、12月から2020年3月まで試運転等を行い当該区間の再開を行う見通しです。

  いわき運輸区は現行通りいわき駅〜富岡駅間(一部臨時列車は原ノ町まで)を、原ノ町運輸区はいわき駅〜仙台駅間の運行を担当する見込みです。また、特急「ひたち」はE657系が1日4往復運行、普通列車はいわき~原ノ町間を1時間に1本程度運行される模様です。

 普通列車に運用されるのはE531系と決まっていますが、果たしてこの区間のワンマン運転はあるのかどうか。この区間でもワンマン運転を行うのであれば、0番台のワンマン化対応編成も恐らく登場するものと思われます。今後の動きに注目です。

 また、現在いわき~富岡間で運用があるE501・651系の運用はダイヤ改正以降同区間での運用は設定されない模様です。撮影はお早めに済ませることをおすすめします。 

Suicaエリア拡大

 常磐線の全線再開に伴い、Suicaエリアを新たに拡大します。 首都圏エリアとなる草野~浪江の各駅と、仙台エリアとなる小高・磐城太田の各駅です。

 なお、このSuicaエリア拡大と同時に、大都市近郊区間のうち東京近郊区間が浪江まで拡大し、仙台近郊区間に小高~原ノ町間が追加されます。

近郊区間の拡大はもう限界では… 

E231系試作車
引用: E231系

 今回の一件でも思いましたが、正直Suicaエリアの拡大に合わせて近郊区間の拡大を行っていくのはもう限界ではないでしょうか。東京と仙台のエリアをつながないために双葉~桃内間が使えないようになっています。

 これを解消するにはJR西日本のように特急停車駅の相互区間を除き一定の距離以上は利用不可にするのがよいのではないかと考えます。こうすれば大都市近郊区間をSuicaエリアと一致させる必要はありませんし、2009年の範囲(房総各線が東京近郊区間に追加)まで縮小が可能となります。また、エリア跨ぎでの利用も可能となります。

 JR東日本のSuicaエリアは結構ありますが、特急利用者を除けば200キロ以上をICカードで移動する人はほとんど居ないことを考えると以下のようなルールとするのが適切ではないでしょうか。

  • ICカードを利用してSuicaエリア内を移動する場合は入場駅から出場駅までの最短経路で営業キロ200km以内とする。ただし、下記のケースを除くものとする
    • 東京近郊区間内の駅と在来線特急列車停車駅相互間のご利用の場合(例:横浜~松本)
    • 在来線特急列車停車駅相互間を利用する場合(例:東京~いわき)
    • 近郊区間内相互発着の場合(例:安房鴨川~熱海)

まとめ

  • 常磐線の富岡~浪江間は2020年春をめどに運行再開の見通し。使用車両は「ひたち」にE657系、普通列車はE531系が担当する。
  • 普通列車についてはE531系の改造工事を行ったうえで近い将来ワンマン化が行われる見通し。 ただし、JR東日本の労働組合の水戸地方本部の抵抗は強く、現時点で時期は未定。
  • 常磐線の全線再開に伴い、首都圏エリアとなる草野~浪江の各駅と、仙台エリアとなる小高・磐城太田の各駅でSuicaを使用可能に。ただし、現状ではエリア跨ぎでの使用は不可のため、いわき~原ノ町などという乗り方はできない。
  • Suicaエリアの拡大に合わせて近郊区間の拡大を行っていくのは限界と思われ、JR西日本方式の運用がよいと筆者は考えます。