年が明けても撮り鉄の醜態が後を絶ちません。今度は「カシオペア」のツアー列車の撮影で撮り鉄が大挙して線路内へ堂々と侵入し物議をかもしています。また、小田急電鉄でも1000系ワイドドア車1754Fの団体臨時列車が運行されましたが、一部の撮影者が線路内へ柵を乗り越え侵入し草を刈る様子が目撃されています。一体いつまでこのような醜態が続くのでしょうか?
「カシオペア」撮影で線路内へ侵入
まずはこちらをご覧ください。「カシオペア」号がツアー列車として常磐線経由で運行されましたが、これを撮影しようと金町~松戸間で撮り鉄が大挙して乱入しています。線路内に入ってはいけないことくらい小学生でも分かりそうなもんですけど、何を考えているんでしょうね?
しかも、この場所だけではなく他の場所でも線路内侵入があった模様で、列車が徐行を余儀なくされる一幕もありました。
小田急電鉄でも線路内侵入が…
また、同日には小田急電鉄でも線路内侵入をし、その後線路内の草を刈る撮り鉄が複数目撃されています。
お目当ては1000系最後のワイドドア車となった1754Fの団体臨時列車の撮影ではないかと思われますが、それにしても開いた口が塞がらないですね~
ルールを守らない先に待ち受ける末路を考えたことありますか?
今回のような事例が続けばどうなるのか?撮り鉄の皆様には今一度考えて頂きたいと思います。
こういうことが続けば、珍しい列車を走らせる際には有名な撮影スポットとなっている駅ホームには事故を防ぐために駅員だけではなく警備員も動員していかなければならないことが想定されますし、線路へ侵入されないよう柵を強化したり有刺鉄線を張り巡らせることも必要になるものと思われます。そうなるとその費用は誰が出すのか。ただでさえこのコロナ禍で少なくない痛手を被っている中で警備費用などを都度出さなければならないというのは鉄道会社側からすればかなりの負担になることでしょう。
そうなった場合、どこへそのコストを転嫁するのか。鉄道会社が負担するうちはいいかもしれませんが、そのうち旅客側に転嫁する動き、イベント列車の料金や運賃の値上げといった形で跳ね返ってくる可能性もあります。
値上げで済めばいいかもしれませんけど、イベント列車だと列車自体の運行中止もあり得ない話ではないでしょう。駅構内の撮影も全面禁止、あるいはいよいよ有料化する動きもあるかもしれません。ルールを守らない撮り鉄が跋扈し続ければいずれこういうことになるでしょう。今撮れればそれでいいのでしょうか?よく考えて頂きたいものです。