東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道の8両化がそれぞれ「東京メトロプラン2021」と埼玉高速鉄道のプレスリリースで発表されました。 2022年から開始される相鉄との相互直通運転に伴うものと思われます
東京メトロ南北線
現在、東京メトロ南北線を走る9000系は23編成あります。これを8両化するわけですがどのようにするのか考えてみます。
9000系同士で組み換え?
一番考えられるのがこの方法です。ただ、1次車~4次車と5次車(2009年製造)はかなり構造が違うので、 1次車~4次車のみで組み換えを行い5次車については中間車を新造するというのが現実的でしょうか。1次車~4次車を組み替えた14本+5次車2本となり、足らない7本については19000系(仮称)を投入するのが考えられます。
08系or8000系の中間車を改造して組み込み?
18000系の投入によって置き換えられる08系の中間車を改造して9000系に組み込むというのも考えられます。ただ、異系列の車両を編入するのはかなり手間がかかりますし、08系は有楽町・副都心線の7000系の置き換えに回る可能性が高いので、これはないと考えます。8000系ならどうか?と考えましたが、これも形式間をまたいだ大規模な改造となることを考えるとまずないでしょう。
19000系(仮称)で9000系を置き換え?
東京メトロは、使いにくい車両の場合は転用せずあっさり廃車にするケース(ex.06系)が目立ちます。
本来ならば南北線も9000系5次車を除いて19000系(仮称)にしたいのでしょうが、現在7000系と8000系の置き換えが課題となっていますし、ホームドアの設置の関係上できるだけ早く13000系の投入をしなければならないのと、昇圧等の都合上2000系を早めに投入完了しなければならないので、ここで19000系(仮称)を8両×21本も投入する余力は流石にないと考えるのが妥当です。現に9000系はB修工事が行われており、これは長期の使用を前提としたものでしょう。
埼玉高速鉄道
埼玉高速鉄道は2000系の6両編成10本を現在保有しています。こちらは埼玉高速線の利用者数が伸び悩んでおり、2000系の置き換えというのは考えづらいです。
したがって、2000系に単純に中間車を新造して増結するか、8両編成化する代わりに運行本数を減らして保有する編成数を減らす(8両編成×7本?)というのが考えられます。
運用についても果たして相鉄への乗り入れはあるのか?あるいは相鉄への乗り入れは行わず日吉or白金高輪折り返しにするのか。ここも注目点です。
まとめ
いかがでしたか?今回東京メトロと埼玉高速鉄道の8両化の話題について考えましたが、やはり相互直通運転というのは簡単ではないんだなというのが伝わってきましたね。果たしてどうなるのか楽しみです。