東急目黒線が新型車両3020系の導入と既存車両の8両化が東急電鉄のプレスリリースで発表されました。また、都営三田線でも新型車両導入と8両編成化が発表されていますので、こちらについてもまとめました。
新型車両3020系導入
3020系はすでに製造されていて、今回のプレスリリースで 2019年度に3編成が製造されて営業運転を行うこと、2020年度上半期から増結を始めることが新たに分かりました。
ところが、プレスリリースをよく読むと、8両編成化の中の記述で”新型車両の3編成を含む”とあるので、 3020系は3本のみの製造?というのも考えられます。どうなるか注目です。
既存車両の増結はどうする?
5080系
現在、5080系は6両編成10本が在籍しています。 こちらに関しては素直に増結車両を新造する可能性が高そうです。ただし、6000系の中間車がQシートの連結に伴って余剰となった場合、どさくさ紛れにこちらに編入する可能性もあります。
3000系
3000系は現在6両編成13本が在籍しています。単純に増結車両を新製するか、組み換えや置き換えを行うかで話は変わってきます。
増結車両の新製
増結車両を新製するのが恐らく一番簡単でしょう。ただ、3000系は製造から20年近くが経過しており、増結車両を新製するのであれば近い将来行われるであろう他線区への転用を見込んで3020系仕様の車両となる可能性が高いです。
3000系同士で組み換え
3000系同士で組み換えを行い、8両編成を作るというのも考えられます。この場合、最大で8両編成を9本となり、余った先頭車6両は廃車するのでしょう。そうなると5000系列4本を東横線と田園都市線のどちらから持ってくるのかが問題になってきそうです。
3000系自体を他系列で置き換え
これは田園都市線で投入が行われている2020系の投入両数を増やし、5000系をねん出して5080系の増結種車にするのと3000系の置き換えを行うというものです。この場合、ねん出された3000系は大井町線に転属する可能性が濃厚です。
ただ、田園都市線は8500系や2000系など、先に置き換えなければならない車両がまだまだあるので、さらに5000系10本以上をねん出するのはおそらく不可能でしょう。従ってこの選択肢はないものと考えます。
都営三田線も8両化
すでに都営三田線は新造車両を8両編成13本投入する事が分かっています。(18年度調達情報より)
これにより、6300形の1次車と2次車が置き換えられることが決まっています。3次車の24編成は1次車と2次車の中間車を増結して8両編成で運行する可能性が高いでしょう。3次車の24本はまだ製造から20年程度しか経っていませんし、大規模な修繕工事を行って継続使用するでしょう。
まとめ
前回の「東京メトロ南北線&埼玉高速鉄道8両化へ」と合わせて、これで何とか相鉄への相互乗り入れを予定している4社の動きがまとめ終わりました。果たして相鉄への相互乗り入れを開始するときどんな姿になっているのか?今から楽しみですね。