東武日光線の末端区間(新栃木~東武日光)は通常6050系の運用となっていますが、先日の会津鉄道の脱線事故で車両数が不足し急遽10030系での代走が行われました。
会津鉄道でまたしても脱線事故発生
代走が発生したきっかけは会津鉄道で起きた脱線事故です。けが人が発生しなかったのはいい事ですが、乗客と社員合わせてたった5人しか乗っていないとは…
24日午後7時10分ごろ、福島県下郷町の会津鉄道会津線弥五島-塔のへつり間で、列車が線路上の何かに乗り上げ脱線した。乗客3人と運転士、同社社員の計5人が乗っていたが、いずれもけがはなかった。
運輸安全委員会は、25日午前にも現地に鉄道事故調査官を派遣する方針。
同社によると、列車は東武日光発会津若松行き1両編成で、進行方向左側が脱線。現場は、塔のへつり駅の数百メートル手前のカーブ付近だった。運転士は「障害物に乗り上げたようだ」と話しているが、土砂崩れのような明確な痕跡はなく、脱線の原因は不明。
(中略)
11月27日にも会津線湯野上温泉-塔のへつり間で、走行中の列車が線路に流入した土砂に乗り上げて脱線したばかり。
引用: 福島の会津鉄道で脱線 乗客ら5人けがなし
これにより会津鉄道は運休を余儀なくされ、6050系が閉じ込められる形に。10030系による代走が急遽発生しました。
10030系で代走
10030系は通常日光線の新栃木以北では運用されないため、乗客側には一部戸惑いがあったものの、概ね問題はなかったようです。なお、車内の自動放送や旅客案内装置が使用されていたかは不明です。
今後は20040型が投入される模様
なお、現在日比谷線との直通運用から離脱し、短編成化改造が行われた20040型が東武宇都宮線と日光線の南栗橋~新栃木間で運用されており、今後東武日光線の末端区間にも投入されるようです。東武日光線の10000系・6050系の記録はお早めに。