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 東海道新幹線の新型車両N700S系が7/1から運行を開始することが分かりました。今回はN700S系の概要や運行列車の予想を行ってみました。

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N700S系の概要

N700S系
引用:N700S系

 N700S系はN700系の13年ぶりのフルモデルチェンジ車として登場しました。

 先頭車両のデザインはN700系シリーズの形状を進化させた「デュアル スプリーム ウィング形」を採用しています。左右両サイドにエッジを立てた形状とすることでトンネル突入時の騒音を低減させ、空気抵抗を減らすことを目指しています。また、前照灯にLEDライトを新幹線で初めて採用します。LEDの採用によって省エネルギー化・照度向上・長寿命化するとともに先頭形状を活かして前照灯を拡大することで、照射範囲を広げて乗務員の視認性を向上します。

 また、駆動システムに初めてSiC素子を採用し、駆動システムが大幅に小型化されています。機器の小型軽量化や床下機器配置の最適化により、16両編成だけではなく12両や8両にもできるようになります。

 グリーン車・普通車共に座席の改良が行われ、より座り心地がよくなっています。モバイル用コンセントが全座席に設置されるとともに列車の制御装置を改良し乗り心地が向上しています。

 停車駅に近づいた際に荷棚の照度を上げ、お客様に荷棚にある荷物への注意を促すとともに、車内に設置されたディスプレイが液晶化・大型化され乗り換え案内が表示されるようになりました。

 このほか、停電時に備えリチウムイオンバッテリーを搭載することにより非常時にも最寄りの駅に自走できるようになっています。また、ドクターイエローの代替を見据えて「軌道状態監視システム」に加え「トロリ線状態監視システム」・「ATC信号・軌道回路状態監視システム」を営業用車両3編成に導入することになっています。

7/1から運行開始

 この新型車両は7/1から運行開始します。初日の運用は非公開ですが、2日以降はJR東海のTwitterにて充当列車を公開する予定とのことです。

 個人的にはやはり1Aで運用開始することに期待したいですが、東海道新幹線内完結での運用で暫く縛るのであれば「ひかり」や「こだま」での運用もありそうですね。

 7/1から運行開始するのは4編成で、2022年度までに40編成を増備するとのことです。

記念駅弁も発売

 なお、N700S系の運行開始を記念して、新商品「東海道新幹線 富士山弁當」を発売します。

  • 販売開始:7/1
  • 販売価格:1380円(税込)
  • 販売場所:東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」の車内販売、東京駅、品川駅、新横浜駅、名古屋駅、京都駅、新大阪駅及びリニア・鉄道館のお弁当売店

 また、株式会社JR東海パッセンジャーズが販売する駅弁のWEB予約サービスを7/1から開始します。ご利用の3日前までに駅弁をWEB上で予約・購入していただくことにより、東海道新幹線の名古屋駅と東京駅において、ご乗車前にスムーズに駅弁をお受け取りいただけます。駅弁予約ページはこちらからどうぞ。

 駅弁予約サービス開始を記念し、7/1~14の期間に、駅弁WEB予約サービスで、駅弁をご購入いただくと、駅弁 1 個につき、「旅茶房 静岡茶 500ml(お茶)」または「Mont Fuji 500ml(水)」を1本プレゼントするサービスを行います。是非ご利用ください。

N700系の初期編成は引退へ

 N700S系の営業運転開始に伴い、今後はN700系のうち初期に製造された車両から順次廃車が進むものと思われます。

 ただ、新型コロナウイルスの影響でどうなるか予想が付きづらい状況です。1つだけ言えることとしては、後悔の無いように普段から記録を行っておきましょうということですね。