相鉄・JR直通線の開業が今年の11月末に迫る中、衝撃のニュースが飛び込んできました。なんと、相鉄の11000系がJRへの直通対応を見送るというものでした。これにより、運用等がどうなるのかを考察してみました。
鉄道誌の発売で発覚
11000系の直通見送りの理由は?
やはり、一番の理由は改造工事が煩雑なことでしょうか。ATACS設置や 方向転換、塗装の費用が予想以上にかさみ、それなら12000系を新造したほうがよい、という結論になったのでしょう。
11000系の投入当初はJR線への乗り入れをある程度意識していたと思われますし、12000系の投入時も11000系はJR線への乗り入れへ使用することを前提としていたはずですが、工事の延期により間に合わなくなったか、あるいは相鉄の労組が一枚かんでいるのか、真相は闇の中です。
12000系の増備で対応か?
恐らく11000系の改造中止に伴うJR乗り入れ分は12000系で賄うものと思われます。しかし、12000系で現在運用されているのは1本のみ。年度内に6本増備といっていますから、11月までに用意できるのはせいぜい4本程度でしょうか。
4/25追記:12000系は11月までに6本揃うとのことです。だから11000系の改造を見送ったのかもしれませんね…
運用はどうするのか?
JR側はE233系7000番台7本、相鉄側は12000系6本で相鉄・JR直通線の開業を迎えることになります。
以前、「相鉄・JR直通線の開業日決定!運賃やダイヤはどうなる?」の記事で「 日中は新宿駅折り返しを基本とし、ラッシュ時に大宮駅や川越駅に乗り入れ 」という風に書きましたが、本数は足りるということで、日中も各駅停車として大宮駅へ乗り入れるのかもしれません。また、相鉄の車両が川越で停泊になったり、逆にJRの車両が厚木やかしわ台で停泊するような運用が設定される可能性もあります。
また、ダイヤ乱れ時にどういう運用を行うかも注目でしょう。JR・相鉄線が不通になって車両がJR線や相鉄線内で閉じ込められた際に、ひょっとしたら相鉄車両のりんかい線乗り入れやJR車両の横浜行が見られるかもしれません。
7000系の記録は早めに
恐らく、12000系や相鉄・東急直通用の20000系の増備で7000系はここ1~2年の間に置き換えが行わええるものと思われます。記録は早めに行っておいた方がよいでしょう。
まとめ
11000系がJRへの直通取りやめということで、12000系・20000系の増備計画にも変更が出てくるものと思われます。果たして相鉄・JR直通線のダイヤがどういうものになるのか?車両はどうするのか?ますます混沌としてきたこの路線に注目でしょう。
相鉄12000は11月までに今年度分の6編成は納入できる見込みらしいです。
現時点で第5編成の製造が既に始まっているそうですよ。
貴重な情報ありがとうございます。