長年秋田港にある企業向けに貨物列車の運行を続けてきましたが、最後の1社である日本製紙の貨物輸送が今年度でなくなることから来年3月末を以て運行を終了することを明らかにしました。どのような背景があったのでしょうか?
来年3月で運行終了
秋田港にある企業向けに50年にわたって貨物列車を運行してきた秋田臨海鉄道は現在行っている企業の貨物輸送が今年度でなくなることから来年3月末で貨物列車の運行を終えることになりました。
秋田臨海鉄道は秋田港周辺の企業の貨物輸送を行うため、50年前の昭和45年に県と当時の国鉄などが出資して設立され、貨物専用の秋田港駅から秋田港を結ぶ2つの路線の合わせて7.9キロで貨物列車を運行してきました。
引用:秋田臨海鉄道が運行終了へ
県などによりますと、秋田臨海鉄道の路線から自社の工場などに専用の線路を引く企業は多い時で13社ありましたが現在は1社だけで、この1社の貨物輸送が今年度いっぱいで終わり、その後、取り扱う貨物がなくなる見通しとなりました。
このため秋田臨海鉄道は事業の継続は困難だとして来年3月末で貨物列車の運行を終え会社の事業を終了させることを決めました。
現在の正社員16人は、すべてJR貨物グループの社員として再雇用される方針です。
秋田県によりますと秋田臨海鉄道の輸送量はピーク時の昭和47年度には67万トンでしたが、その後はトラック輸送へのシフトが進んで減少が続き、昨年度は7万5000トンに落ち込んでいました。
一方、クルーズ船で秋田港に訪れた観光客を秋田港駅から秋田駅まで運ぶ特別列車が3年前から不定期に運転されていますが、この線路はJRが管理していて、秋田県は「特別列車の運行に支障はないと考えている」と話しています。
最後の1社であった日本製紙が貨物の輸送をトラックに切り替えること、また貨物の取り扱いが復活する見込みが立たないことから運行終了を決めた模様です。
また、現在保有する機関車は恐らく廃車になるものと思われます。
なお、秋田港駅~秋田駅でクルーズ船の運行に合わせて不定期に運行されている特別列車については今のところ運行を続けるとのことです。
ネット上の反応は様々
ネット上の反応は様々でした。
さよなら運転はどうなる?
できればさよなら運転を行いたいところでしょうが、新型コロナウイルスの影響がどこまで広がるか読めませんし、盗り鉄のような不心得な連中が跋扈していますから、今の状況では正直厳しいでしょうね。
せめて最後は記念のヘッドマークを付けて運行して欲しいとは思いますが、どうでしょうかね?