豪雨災害によって不通になっていた路線が続々と復旧しつつあります。
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西日本豪雨の影響で不通になっていたJR姫新、因美、芸備線の一部区間で31日、運行が再開され、約2カ月ぶりに岡山県内のJR全線が開通した。沿線住民らが大切な生活の足の復旧を喜び、新見、津山駅ではセレモニーが行われた。
再開したのは、姫新線中国勝山―新見間、因美線美作加茂―智頭間、芸備線東城―備後落合間。
新見駅では、姫新線の津山行き始発快速列車が午前4時53分に通常ダイヤ通りに出発。同8時3分に到着した津山発普通列車からは、通学の高校生らが次々とホームに降り立った。
新見高の1年生(15)は「代行バスは家を早く出ないといけなかったので助かる。久々の列車通学で日常が戻りつつあるのを実感した」と話した。
JR西日本岡山支社は31日朝、新見駅前でセレモニーを開き、JRと地元の関係者約30人が出席。「地元自治体、地域住民に支えられて再開できた」と感謝を述べた有田泰弘支社長に、池田一二三新見市長が「運行再開は地域の復興に向け大きな力になる」と花束を贈った。
JR津山駅でも岡山、鳥取、兵庫県の14市町村でつくる「姫新線・津山線・因美線支援協議会」が式典を開催。午前6時45分に新見発の姫新線の列車が到着すると、同協議会会長の谷口圭三津山市長が柴北隆彦運転士と片山直久津山駅長に花束などを手渡し、早期復旧に対する謝意を伝えた。
岡山県内では7月5日以降、最大で全10路線が運休。赤穂、瀬戸大橋、宇野みなと(宇野)、桃太郎(吉備)の4路線は9日から運転を再開、山陽線は18日にほぼ通常ダイヤに戻った。伯備線は8月1日、津山線は5日から通常運行している。10日に姫新線上月―津山間、27日には同津山―中国勝山間、因美線津山―美作加茂間、芸備線新見―東城間で運転が再開された。
出典:山陽新聞
残る不通区間は…
残る不通区間のうち、1か月以内に復旧の見込みとなる路線は以下の通りです。
山陽本線(八本松~瀬野駅間) 9月 9日(日)
山陽本線(柳井~下松駅間) 9月 9日(日)
呉線 (呉~坂駅間) 9月 9日(日)
岩徳線 (周防高森~櫛ヶ浜駅間)9月22日(土)
また、ほかの路線の復旧の見込みは以下の通りです。
山陽本線(三原駅~白市駅間)、呉線(安芸川尻駅~広駅間)は10月中に運転再開予定。
呉線(三原駅~安芸川尻駅間)は2019年1月中に運転再開予定です。
芸備線(備後落合駅~三次駅間)と福塩線(府中駅~塩町駅間)は2019年1~3月中に運転再開予定です。芸備線の内、三次駅~狩留家駅間の復旧見込みはまだついていません。
感想
最初は年単位で復旧にかかるものと思っていましたが、思ったよりも早く復旧できそうで良かったですね。芸備線もこれで一部区間が廃止になってしまうのではないかと心配していましたが、とりあえず復旧されるようでまずは安心です。ただ、廃線の心配が消えたわけではないので、乗りたい・撮りたいと思っている方は早めに行った方がよいでしょう。