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 東武鉄道が6/6にダイヤ改正を実施します。今回発表された内容は一般列車に関するもので、東武宇都宮線の直通運転化とワンマン運転の拡大、東武伊勢崎線の館林~太田間のワンマン化などが主な内容となっていますので項目ごとにまとめました。

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亀戸線最終列車の繰り下げ

8000系
引用:8000系

 亀戸発曳舟行きの終電について、現行は亀戸 0:06発となっているところを改正後は亀戸 0:29発に23分繰り下げます。曳舟発亀戸行きの終電についても、現行は曳舟23:56発となっているところを改正後は曳舟 0:18発に22分繰り下げます。

東武ワールドスクウェア駅に全列車が停車

東武ワールドスクウェア駅
引用:東武ワールドスクウェア駅

 現在、東武ワールドスクウェア駅には「東武ワールドスクウェア」開園時間のみ列車が停車していますが、ダイヤ改正後は開園時間外も含め全ての列車を同駅に停車します。

 これにより、「東武ワールドスクウェア」来園者のみならず、近隣施設等への来訪者の利便性向上を図ります。なお、「東武ワールドスクウェア」は6/1から再開の予定です。

南栗橋~東武宇都宮間直通運転化

20400型
引用:20400型

 現在、日光線の南栗橋~新栃木間と栃木~宇都宮線東武宇都宮間においてそれぞれ折り返し運転している列車について、一部列車を除き日光線南栗橋~宇都宮線東武宇都宮間における直通運転を実施します。これにより同区間をご利用のお客さまの利便性が向上します。

 また、南栗橋~栃木間でもワンマン運転を開始するとともに、同区間で運用されている20400型車両に車体側面に搭載したカメラでホーム上の安全確認を行う「車上ITVシステム」を導入し、ワンマン運転における更なる安全性の向上を図ります。

 これに伴い、同区間を走る10000系列は運用から撤退し順次野田線などへ転用されます。また、6050系の運用も減少し、廃車が出ることが見込まれています。

伊勢崎線ワンマン運転拡大など

伊勢崎線 ワンマン
引用:800系

 伊勢崎線館林以北においては、特急列車以外の一般列車を全てワンマン運転とします。これに伴い、浅草~太田間を直通運転している区間急行については、館林駅での乗り換えが必要となります。

 10000系ワンマン車についても、ダイヤ改正で運用を開始するものと思われます。→佐野線で運用を開始しました

 また、竹ノ塚駅付近連続立体交差化工事の進行に伴って竹ノ塚駅の下り線の引き上げ線が使用停止になることに伴い、現在浅草~竹ノ塚間で運行している普通列車については北千住駅発着とします。

THライナー運行開始

 日比谷線直通列車で初めて有料着席サービスが導入されることになります。詳しくは上の記事をご覧ください。

リバティ会津は停車駅削減へ

500系
引用:500系

 リバティ会津について、停車駅を見直すとともに交換待ち合わせの改善をおこない、速達性の向上を図ります。これにより、浅草~会津田島間で下り最大10分、上り最大6分の所要時間を短縮します。

 浅草11:00発リバティ会津117号、会津田島13:02発リバティ会津132号は大谷向駅・大桑駅・小佐越駅を通過します。

 また、会津田島17:49発リバティ会津150号を除き、リバティ会津は、野岩線 男鹿高原駅、会津線 七ヶ岳登山口・会津山村道場・会津荒海・中荒井駅を通過します。これに加え、浅草11:00発リバティ会津117号、会津田島13:02発リバティ会津132号は野岩線川治温泉・中三依温泉駅も通過します。

アーバンパークライナー増発

 今回の改正に合わせ浅草発の発車時刻を見直すとともに、大宮~柏間で2往復を増発し、平日の夕夜間時に大宮・柏からそれぞれ3本ずつ特急アーバンパークライナーを運転します。

アーバンパークライナー 時刻
引用:アーバンパークライナー

特急の停車駅・運行区間見直し

100系
引用:100系

 朝方上り(浅草9:52着まで)及び夕夜間下り(浅草17:09発以降)の特急列車が新たに曳舟駅に停車します。これにより、亀戸線や東京メトロ半蔵門線直通列車との乗り換えができるようになり、利便性が向上します。また、夕方時間帯の上りの特急スペーシア1本(きぬ142号)が新高徳駅に停車します。(新高徳駅16:47発)

 また、夜間時間帯を中心に特急列車の運転区間拡大・増発を行い、利便性向上を行います。

特急 運行区間
引用:2020年6月6日(土)ダイヤ改正を実施!
東武スカイツリーライン・伊勢崎線・日光線・東武アーバンパークライン
【特急列車 ・THライナー・SL大樹概要が決定】

 この他、浅草~東武宇都宮間を運転する特急「しもつけ」については車両の老朽化に伴い運行を取りやめます。なお、下りについては同時間帯に、浅草18:19発特急リバティけごん239号新栃木行きを設定し、新栃木駅で普通東武宇都宮行きと接続します。

SL・DL大樹を増発

SL大樹
引用:SL大樹

 現在3往復運行されている「SL大樹」については利用状況が好評なことから、改正後は、SL・DL車両を活用し土休日を中心に4往復(平日運転時は原則2往復運転)に増発するとともに、引き続き全列車とも下今市駅において特急列車と接続します。

 なお、東武鉄道はSL大樹の複数機体制を目指しており、体制が整った際には4往復全てをSL大樹として運転する予定です。

 改正後の運行ダイヤは以下の通りです。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4/11から当面の間「SL大樹」は運休となっており、運転再開は未定です。

大樹 ダイヤ
引用:SL・DL大樹