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今回は前回の「秋の乗り放題パス」の記事の続きです。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券

E5系
引用:E5系

 『秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券』が、秋の乗り放題パスと同時期に発売されています。

 北海道新幹線は、2016年3月に開業した新青森〜函館間を結ぶ新幹線です。北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内間は並行して走る普通列車・快速列車の運行がなく、特例も設定されなかったため、「秋の乗り放題パス」だけでは乗車できません。

 また、木古内~五稜郭間も第三セクター「道南いさりび鉄道」へと転換されたため、この区間も「秋の乗り放題パス」だけでは乗車できません。

 そのため「秋の乗り放題パス」で本州から北海道へ向かう場合や北海道から本州へ向かう場合、「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」を別に購入して、北海道新幹線と道南いさりび鉄道の奥津軽いまべつ~木古内~五稜郭を通過する必要があります。

 なお、「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」は大人2490円、子供1240円です。なお、木古内駅以外での途中下車はできませんので注意しましょう。

青森~函館の接続時刻

 この「秋の乗り放題パス北海道新幹線オプション券」と「秋の乗り放題パス」を利用して乗り継ぐ場合の時刻は以下の通りです。

下り(青森→函館)

・青森0615→0658蟹田0707→0731津軽二股/奥津軽0812→0849木古内1013→1113函館(4時間58分)
・青森1101→1138蟹田1144→1209津軽二股/奥津軽1347→1424木古内1518→1622函館(5時間21分)
・青森1314→1426津軽二股/奥津軽1701→1738木古内1900→2000函館(6時間46分)
・青森1541→1619蟹田1642→1709津軽二股/奥津軽1901→1938木古内2021→2125函館(5時間44分)

上り(函館→青森)

・函館0704→0804木古内0944→1022奥津軽/津軽二股1305→1423青森(7時間19分)
・函館1329→1433木古内1457→1535奥津軽/津軽二股1548→1613蟹田1634→1714青森(3時間45分)

青森~函館の移動ならフェリーが有利?

青函フェリー
引用:青函フェリー

 北海道と本州を移動するためのオプション券はありますが、やはり接続があまり宜しくないですね。特に上りは有効な接続が2本のみ、13時半が最終とかなり不利です。

 単に青森~函館を移動するのであれば、オプション券を使うより「津軽海峡フェリー」や「青函フェリー」の利用を検討したほうが良いのではないでしょうか。深夜便も設定されており、さらに「ドライバーズルーム」というベッド区画があり(一部の客船を除く)、なんと徒歩の乗船客も利用が可能です。宿代わりとして利用すれば宿泊代も浮かせることができますので一石二鳥です。

 また、北海道への渡道という観点でいうと八戸~苫小牧などの航路もあるので、こちらも検討してみてください。詳しくは「宿代わりに使える夜行フェリー東日本編」でとりあげています。

私鉄の車両にもJRの区間内なら乗れる

SR1系
引用:SR1系

 私鉄の車両でもJRの路線の区間内であれば乗車できます。(ex.SR1系:篠ノ井~長野、相鉄12000系:羽沢横浜国大~新宿など)

 逆にJRの車両でも私鉄の区間内には乗車できません。注意しましょう

羽沢横浜国大駅の自動改札に注意

羽沢横浜国大 改札
引用:羽沢横浜国大駅

 なお、羽沢横浜国大駅の自動改札にJR企画券を投入すると磁気が破壊され自動改札を通れなくなるトラブルが報告されています。あまり利用する人はいないと思いますが、一応注意してください。(羽沢横浜国大駅を利用する場合には友人改札を利用してください。)

まとめ

 いかがでしょうか。渡道にはオプション券を使うのもよいですが、フェリーでの移動というのも良いと個人的には考えています。次回以降、「秋の乗り放題パス」でのモデルルートを紹介していきます。それでは皆様、良い旅を!