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 盛岡~宮古間の移動で大変便利な106急行バスですが、新たに2階建てバスを導入することになりました。

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NHK岩手ニュースで明らかに

 岩手県沿岸部を縦断する三陸鉄道リアス線の開通を受けて、盛岡市のバス会社が5月にも、盛岡ー宮古間で県内で初めてとなる2階建てバスの定期運行を始めることがわかりました。

 今月23日に開通した三陸鉄道リアス線は、東日本大震災から8年ぶりに運行が再開された宮古ー釜石間を含む岩手県沿岸部を縦断する路線で、観光客の呼び込みも期待されています。
 こうしたなか、盛岡市に本社があるバス会社「岩手県北自動車」が、ことし5月にも、盛岡ー宮古間で、県内で初めてとなる2階建てバスの定期運行を始めることがわかりました。
 運行に使われるバスはスウェーデン製の1台で、現在使われているバスよりも20%ほど多い、1、2階であわせて最大53人の乗客を乗せることができるということです。
 東北地方で2階建てバスが定期運行されるのは、宮城県岩沼市のバス会社が今月から運行している、仙台駅と仙台空港間に次いで2例目だということです。
「岩手県北自動車」の関係者は、「リアス線の開通によって沿岸部を訪れる観光客が大幅に増えると見込んでいる。1人でも多くの乗客にバスに乗ってもらい、利益を確保したい」と述べ、今後、バスの台数を増やすことも検討するとしています。

引用: 盛岡ー宮古 2階建てバス運行へ

Twitter上では

https://twitter.com/menoty104/status/1111507896078983168

ニュースを聞いての雑感

 106急行バスは以前から盛岡~宮古間の移動では大変便利で(ダイヤはこちら)、サービスも全車リクライニングシート装備の上に一部をトイレ付きの車両で運行したり、ここへきて無料Wi-Fi導入や事前予約(便指定)サービス導入(今年8月~)とかなり頑張っている感はありました。

 更に2階建てバスの導入ということで、眺望性の向上と定員数UPの両方を狙っているのでしょう。恐らく、2階建てバスの運行は日中が中心になるのではないでしょうか。これをきっかけにさらに乗客数が増えそうですね…

山田線は更なる窮地に、廃線も?

山田線
引用:山田線

 こうなってくると、山田線の存廃が気になってくるところです。現在盛岡~宮古間は4往復のみの運行、それも下りの始発は11時台ということで、需要はほぼない状態と考えられます。

 通勤・通学も今後は少子高齢化で減少することが見込まれますし、2017年度の輸送密度は195人/日、上米内~宮古に限れば124人/日とさらに少なくなります。岩泉線が廃線になり、並行道路も整備された今、この区間を積極的に存続させておく必要はもはや皆無であり、廃線の提案がなされても不思議ではありません。水面下で山田線の廃線に向けた協議がJR東日本と沿線の各自治体の間で行われているのではないでしょうか。「山田線(盛岡~宮古間)の鉄道事業廃止届の提出について」というプレスリリースがいつ打たれても不思議ではありません。

まとめ

 106急行バスが二階建てバスを投入するというのはかなり驚きました。どういうダイヤで走るのかまだ不明ですが、走り始めたら1度は乗りに行ってみたいですね。

 山田線は正直いつ廃線になってもおかしくないですし、災害が発生して不通になったらこれ幸いとばかりにそのまま廃止されてしまいそうです。記録や乗車はまめに行っておいた方がよいでしょう。