2022年春ダイヤ改正まとめ：JR東日本・南関東エリア編

　来春（3/12）に行われるダイヤ改正の内容をまとめました。今回は前回に引き続きJR東日本の関東エリアの改正内容を紹介します。成田エクスプレスの千葉駅停車列車の拡大や相模線へのE131系投入完了など明るい話題もありますが、減便などの話も多くなっています。

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成田エクスプレスの千葉駅停車拡大

　日中時間帯を中心に毎時1本程度千葉駅に停車する列車を拡大し、千葉駅～新宿・横浜方面へのアクセスを向上します。
　また、朝の通勤時間帯に東京方面行一部列車の時刻を変更し所要時間を短縮するほか、新宿～大宮間での運転を取りやめます。

　千葉駅に新たに停車する列車は以下の通りです。

「さざなみ」が朝通勤時間帯に新設・房総特急の指定席拡大

　平日の朝通勤時間帯に木更津発東京行の特急「さざなみ」4号を新設し、内房エリア～首都圏エリアへの着
席サービスを向上します。この列車は木更津駅で千倉5：47発の各駅停車千葉行と上総亀山6：00発の木更津行から接続します。なお、現行の「さざなみ」6号は運転を取りやめます。

　また、これまで平日と土休日または列車ごとに異なっていた指定席の号車を編成ごとに統一するとともに、一部の列車で指定席の両数を拡大します。

• E257系5両編成…1～3号車が指定席、4・5号車が自由席
• E257系10両編成…4～8号車が指定席、それ以外は自由席
• 255系9両編成…1～5号車が指定席、6～9号車は自由席　

特急「湘南」新宿発着便が大崎駅に新たに停車

　新宿発着の特急「湘南」が新たに大崎駅に停車します。また、新たに特急「湘南」21号（新宿18：25発）を運転し、これに伴い現行の特急「湘南」23号（新宿21：30発）は運転を取りやめます。

　「湘南」17号は臨時列車として運転し、「湘南」11・10号は14両編成から9両編成に変更します。特急「湘南」６号を東京行として運転します。

「おうめ」時刻繰り上げ、「はちおうじ」は減便

　「おうめ」3号の運行時刻を15分繰り上げます。

　これに伴い、「はちおうじ」7号は運行時刻を15分繰り下げ、臨時列車とします。「はちおうじ」9号は運転を取りやめます。

八高線・川越線でワンマン運転を開始

　今回のダイヤ改正で八王子～高麗川～川越間（一部列車は南古谷）でワンマン運転を開始します。都市型ワンマン運転で、車内での運賃収受は行わずこれまで通りすべてのドアで乗降が可能です。

　朝夕の通勤時間帯に行われている八高線の中央快速線との直通運転を取り止めます。これに伴い、八高線と連結して中央快速線に直通運転している五日市線の列車も直通運転を取り止めます。

相模線はE131系で統一、八王子乗り入れは取りやめ

　今回のダイヤ改正で相模線の車両をE131系で統一し、ワンマン運転を開始します。これに伴い、朝夕通勤時間帯の橋本～八王子への乗り入れを取りやめます。

朝通勤時間帯の埼京線下り「通勤快速」が「快速」に格下げ

　平日の朝通勤時間帯について、一部の下り「通勤快速」列車を「快速」列車に格下げし、戸田公園及び中浦和～北与野間の乗車チャンスを拡大します。

南武線で土休日の快速運転拡大

　土休日で快速列車を運転する時間帯を拡大します。下り（立川方面）は9～16時台、上り（川崎方面）は9～15時台に快速列車を運転し、利便性を向上します。

京葉線は減便、朝ラッシュ時の通勤快速格下げも

　京葉線は日中時間帯の運転本数を見直し、ダイヤ改正後は東京～海浜幕張間は快速を毎時2本(おおむね30分間隔)、各駅停車を毎時4本(おおむね10～20分間隔)の運転とします。海浜幕張～蘇我間は毎時4本の運転とします。

　また、平日朝の時間帯に内房線・外房線から直通している通勤快速をそれぞれ1本ずつ(現行の君津駅6：42発、上総一ノ宮駅6：32発)を各駅停車に変更するほか、快速列車も一部を各駅停車に格下げします。

総武快速線の通勤快速廃止、成田線でE131系ワンマン運転拡大

　現在、総武快速線～成田線で運行されている通勤快速2往復を快速列車に格下げします。また、現在成田線の成田～佐原間で運転されているE131系充当列車について、ワンマン運転を行います。

その他

• 中央快速線では、朝通勤時間帯に運行している通勤特快1本（大月7：12発）を快速に格下げします。また、10～15時台の列車本数を削減します。中央本線についても日中時間帯の一部列車の運行を取りやめます。
• 朝夕通勤時間帯の運転本数を見直します。
• 新幹線・特急列車のグリーン料金の改定を行います。詳しくはこちらをご覧ください。