京成電鉄で久しぶりに新形式が導入されるということで話題となっている「3100形」。今秋のダイヤ改正と同時に運行を開始することが先日発表されましたが、今後の導入計画とそれに伴う車両置き換えについて考察してみました。
3100形ついに運行開始
今回のダイヤ改正と同時に運行を開始する3100形。まず2019年は2本導入する予定で、2020年度以降追加で5本投入、計7本が投入される予定となっています。これにより、現在アクセス特急で運用されている3050形は順次本線系統へ転用される予定となっており、アクセス特急の運用は3100形で統一される見込みです。
3100形の詳しい情報は以下のHPをご覧ください。
置き換え車両は?
まず真っ先に置き換えが行われるのは3600系8両編成でしょう。現在8両編成として運用されているのは2本のみとなっています。おそらくダイヤ改正か、遅くとも年内には優等運用からは離脱する可能性が高いでしょう。早めの撮影をお勧めします。
また、少数形式であることもあり、他の車両についても今後廃車となり、早々に京成線の営業運転では見れなくなってしまう可能性が高いです。(3668編成は全電動車編成なことから東急車輛製造→総合車両製作所横浜事業所からの新車搬入の際に全電動車編成の牽引車として使用? )早めに記録しておいた方がよさそうです。
3400形についても本線系統に押し出される3050形により置き換えられる模様ですが、そのまま廃車か編成短縮の上で3600形・3500形の置き換えに回るか2通りのどちらも考えられます。
まず廃車の可能性についてですが、 車体の製造は1993~95年ですが、 制御装置をはじめとした走行機器類はAE系 からの流用品であり、かなり老朽化していることが予想されます。 これを重く見て廃車にするというのが第一の説です。
もう一つの可能性としては6連・4連に短縮改造の上で老朽化の進んでいる3500形・3600形の置き換えを行うというものです。3500形の経年が45年以上なのに対し、3400形は25年程度。
各客用ドア上部にLED式の車内案内表示器が設置されていることや車椅子スペースが設置されている等車内設備は3400形の方が勝るため、こちらを機器更新して使い続けるほうが乗客にとっては歓迎されると思います。何となく新車を投入した方がいいのではと考えてしまいましたが、京成電鉄はケチですからね…流石に普通列車にまでは当分新車は回らないと考えた方がよさそうです。
まとめ
まずは3100形の営業運転開始ということで、本当にこちらが楽しみですね。
今後、3600形や3400形は京急線・都営線との直通運用や優等列車の運用からは退くので、こちらの姿は早めに記録しておきたいですね。特に3600形の優等列車の運用はダイヤ改正で消滅してもおかしくないので、こちらはダイヤ改正前に記録しておくことを強くお勧めします。