北陸新幹線敦賀延伸に伴うお得なきっぷ新規設定・変更まとめ

　今春のダイヤ改正で北陸新幹線の敦賀～金沢間開業に伴いお得なきっぷの新規設定や変更が行われます。青春18きっぷや北陸観光フリーきっぷなど注目のきっぷはどうなったのでしょうか？

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました！

青春18きっぷは特例適用区間が変更

　青春18きっぷは3/16の北陸新幹線（金沢～敦賀間）の開業に伴い並行在来線は分離されますので3/16以降は金沢～敦賀間は乗車できなくなります。また、これに伴い在来線の飛び地ができるため、以下の区間に限ってはJR線へ通過利用する場合に限り乗車できる特例が設けられます。

　なお、いずれの鉄道会社も普通・快速列車の普通車自由席に限ります。また、途中下車可能駅以外の駅で下車した場合（区間内での下車、区間を越えた乗車等）は、別に全乗車区間の運賃が必要です。

　このほか、3/16のダイヤ改正でJR北海道の一部特急列車が全車指定席化されることに伴い、石勝線の新得～新夕張間・室蘭本線の東室蘭～室蘭間については普通車指定席の空席を利用する形となります。

　今回は春季発売分のみの発表となっており、夏季以降の発売についてはJR側の発表をお待ちください。

ジャパンレールパスも特例区間が変更に

　ジャパンレールパスについても、新規開業する北陸新幹線(金沢～敦賀間)を利用できます。並行在来線の分離に伴い、氷見線・城端線・七尾線・越美北線をご利用の場合は以下の区間を特例としてJR線へ通過利用する場合に限りご利用いただけます。

北陸観光フリーきっぷは若干の値上げも存続！

　JR東海が北陸観光に便利なきっぷとして「北陸観光フリーきっぷ」を発売しています。知る人ぞ知る？名商品となっており、北陸新幹線の延伸開業で存続が心配されていましたが…予想に反して若干の値上げで何と存続となりました。北陸新幹線の延伸開業後は以下の通りとなります。

• 名古屋・浜松・静岡から北陸地区（自由周遊区間）間を片道は特急「ひだ」号、もう片道は「しらさぎ」号の普通車指定席を利用して周遊する商品で、有効期間は4日間です。
• 名古屋・浜松・静岡～米原間は東海道新幹線の普通車指定席に乗車可能です。
• 自由周遊区間内は北陸新幹線（黒部宇奈月温泉～敦賀）、JR線（高山本線の猪谷駅～富山駅・七尾線全線・越美北線全線・城端線全線・氷見線全線）、ハピラインふくい線、IR いしかわ鉄道線及びあいの風とやま鉄道線の特急・普通列車の普通車自由席が乗降自由です。

　また、訪日観光客向け商品の高山・北陸エリア周遊きっぷも以下の通り変更されます。お値段は19800円で5日間有効です。

• JR線は名古屋～富山間（東海道・高山線経由）、富山～敦賀間（北陸新幹線経由）、敦賀～大阪市内間（北陸・湖西・東海道線経由）、大阪市内～関西空港間（阪和線・関西空港線経由）の北陸新幹線（富山～敦賀）・特急・快速・普通列車の普通車自由席が乗り放題。
• 北陸新幹線、特急列車については普通車指定席も6回まで利用可。
• バスについては、白川郷・金沢線（高山～白川郷～金沢）、高山・富山線（高山～白川郷～富山間）、高山・高岡線（高山～白川郷～新高岡間）及び世界遺産バス（白川郷～五箇山～新高岡間）が乗り放題となります。

WEB早得7が新規設定

　乗車日7日前までのご予約で設定区間の普通車指定席に乗車できる早特商品「WEB早得7」をe5489で発売します。なお、名古屋～米原間は特急「しらさぎ」号の普通車指定席もしくは東海道新幹線の普通車自由席のどちらも利用可能です。乗車券及び特急券の効力が一体となった専用商品で、席数限定・普通車指定席タイプのみの商品です。

　発売区間および値段は以下の通りです。なお、予約後の変更はできません。

　なお、北陸往復割引きっぷ・名古屋往復割引きっぷ・東京往復割引きっぷ（北陸発）はWEB早得7の設定に伴い発売を終了します。

EXサービス利用者限定の乗継きっぷ発売

　EXサービス（「エクスプレス予約」及び「スマートEX」）で米原発着の新幹線と同時購入時にのみ購入できる新商品「乗継きっぷ」を発売します。乗車券及び特急券の効力が一体となった専用商品で、普通車指定席タイプのみの発売です。発売価格は以下の通りです。