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JR北海道は来春のダイヤ改正の検討内容を公開しました。キハ261系の追加投入でキハ283系の定期運行終了やH100形の釧路地区での運行開始など大きなダイヤ改正になりそうです。
キハ283系の定期運行終了
今回のダイヤ改正でキハ283系で運行されている「おおぞら」3往復をキハ261系で置き換えます。これによりキハ283系は定期運行を終了します。後継のキハ261系では携帯電話充電コーナーの設置や車いすスペースの拡大などサービスアップが図られています。
また、閑散期の特急「おおぞら」は4両編成(グリーン車1両、指定席2両、自由席1両)の構成とし減車を行います。
H100形追加投入
釧路地区にはH100形を54両投入し根室本線の新得~釧路間の普通列車は全列車をH100形の運行に統一します。全自動冷暖房や低床化によるホームとの段差縮小、車いす対応洋式トイレなどで快適性の向上を図るとともに最大20分程度所要時間を短縮します。
また、旭川地区でもH100形の追加投入を行い、石北本線の旭川~上川間の普通列車19本を新たにH100形の運行とします。
新駅の開業
- 学園都市線のあいの里公園駅~石狩太美駅間に「ロイズタウン駅」を開業します。当別町とロイズ社から要望を受けて設置される請願駅で、全列車のうち9割程度が停車する見込み。
- 宗谷本線の「東風連駅」を約1.6km名寄駅方面へ移設し、「名寄高校駅」へ改称します。同駅には快速・普通列車24本が停車します。
ダイヤ見直しや減便、一部駅の廃止
- 「ライラック」2本を臨時列車に格下げし、GWやお盆・年末年始のみの運行とします。
- 今春のダイヤ改正で土休日運転とした「カムイ」のうち4本について運行日を縮小し、GWやお盆・年末年始を中心の運行とします。
- 札幌都市圏では通勤通学需要が減少する土休日について、10本程度を運休とし輸送力を適正化します。学園都市線については日中・夕方時間帯の運行本数・両数を見直します。
- 札幌圏以外でも普通列車の運行を見直し、20本程度を削減します。
- 需要が特に少ない無人駅のうち花咲線で1駅、宗谷本線で1駅、函館本線で5駅の計7駅を廃止します。
- 以上の見直しにより動力費を年間約7000万円、駅廃止により年間1000万円の計8000万円程度の費用削減を見込みます。