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 「びゅうプラザ」はJR東日本の旅行センターとして数々の旅行商品を販売してきましたが、2022年3月末までに全店舗を閉鎖することになりました。「びゅうプラザ」の概要や今後の流れなどをまとめました。

びゅうプラザの概要

びゅうプラザ 成田駅
引用:成田駅

 「びゅうプラザ」は 駅構内に設置され、自社主催国内旅行商品(「びゅう」「TYO」)や自社後援海外旅行商品(「びゅうワールド」)の販売を行っています。また、海外旅行商品も 旅行販売代理業としてANAやJAL、日本旅行などの商品んを取り扱っています。

 「みどりの窓口」と同じくJR券の購入が可能であるほか、旅行代理店として航空会社の発券端末を設置し、JAL・ANA系航空会社の航空券の発行も一部の店舗で行っています。

 びゅうの国内旅行商品としては主にJR東日本の鉄道を利用したパッケージツアー/フリープランが発売されており、 基本的に鉄道と宿泊がセットになった商品が多いですが、日帰り商品も設定されています。

  JR東日本の鉄道事業エリア外である北陸(北陸新幹線利用)、関西(東海道新幹線利用)、北海道(函館・登別・札幌・小樽)への旅行商品も設定されています(出発地は関東エリア)。また、函館以北へのツアーは、往路または復路を航空機利用とするプランも設定されています。

インターネット予約の台頭で苦戦

 しかし、 インターネットでの販売が増えてきたことで、「びゅうプラザ」 店舗の利用は次第に減少していきます。それを象徴するように、 ピーク時 には171店舗あった「びゅうプラザ」も次第に減少していきます。 こういったこともあり、JR東日本は3月の時点で56か所あった「びゅうプラザ」全ての店の営業を、3年後の2022年の3月末までに終了することになりました。

 これに伴い、 2021年春にインターネット指定券予約サイト「えきねっと」を機能強化し、2022年春に予定する旅行業システム刷新では、交通と宿泊を選んで組み合わせるオンライン販売商品「ダイナミックレールパック」に特化して、仕入れ・販売システムを構築することにしています。

 また、現行の店舗のうち25店舗程度を空港や都心部の訪日客対応、首都圏のシニア向け会員制割引「大人の休日倶楽部」客対応、新幹線駅で観光客の旅先対応を想定した、 旅行商品を販売しない 「 顧客接点型拠点 」残す方針です。

今後はどうなるのか?

E4系
引用:E4系

 今回の一件は旅行商品の取り扱いはインターネットでの販売に集約することで、コストの削減を行うことが目的なのでしょう。 旅行業界ではインターネットの予約サイトが台頭した影響もあってか、 従来の店頭での販売が減少する傾向が続いており、大手の旅行会社でも店舗の閉鎖・統合を行う流れが続いています。 また、JTBはこの春から旅行相談に関しても一部の店舗で有料化する取り組みを始めており(詳しくは「【速報】JTB窓口対応有料化へ」を参照)、インターネットでの旅行商品の注文がほとんどを占めるのもそう遠くはないかもしれません。

  ただし、高齢者などインターネットに慣れない層も一定数いるため、この様な方々に対してどう対応するのかというのが今後の課題となりそうです。

まとめ

 今回JR東日本は「びゅうプラザ」の全店舗閉鎖・インターネット販売への集約という思い切った決断を下しました。果たしてこれが他のJR各社や旅行会社へ波及するのか否か、注目していきたいですね。