スポンサーリンク

 JR東日本はエリアが広い分、発売されているフリーきっぷの数が多く、1つの記事ではすべてはとても紹介しきれません。JR東日本の全エリアで利用できるものもあれば、県内でのみ利用できるものまで様々な種類のきっぷが発売されています。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

 今回は、エリアが広大なフリーきっぷを取り上げたいと思います。

週末パス

かがやき
引用:E7系

 まず取り上げるのは「週末パス」です。その名の通り、週末の土休日に2日間連続で利用できるフリーきっぷです。

  • 利用期間: 2019年10月27日までの土休日
    • ただし、4月27日~5月6日、8月10日~19日、12月28日~1月6日は利用不可
  • 有効期間: 連続する2日間
  • 発売期間: 有効期間開始日の1か月前から前日まで
  • 発売箇所: JR東日本の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザ、主な旅行会社
  • フリーエリア:
    • JR東日本エリアの南東北(おおむね宮城県・山形県)以南の在来線(境界駅:酒田・湯沢・小牛田・前谷地)
    • JR東日本の東北新幹線(東京~くりこま高原)、山形新幹線全線、上越新幹線全線、北陸新幹線(東京~上越妙高)
    • 山形鉄道(赤湯~荒砥)
    • 福島交通(福島~飯坂温泉)
    • 阿武隈急行(福島~槻木)
    • 会津鉄道(西若松~会津田島)
    • ひたちなか海浜鉄道(勝田~阿字ヶ浦)
    • 鹿島臨海鉄道(水戸~鹿島サッカースタジアム)
    • 北越急行(六日町~犀潟)
    • えちごトキめき鉄道(妙高高原~直江津)
    • しなの鉄道(妙高高原~長野、篠ノ井~軽井沢)
    • 長野電鉄(長野~湯田中)
    • 上田電鉄(上田~別所温泉)
    • アルピコ交通(松本~新島々)
    • 富士急行(大月~河口湖)
    • 伊豆急行(伊東~伊豆急下田)
  • きっぷの効力:
    • 「週末パス」単体でフリーエリア内の普通列車(快速含む)の普通車自由席に乗車可能
    • 別に特急券を購入すれば、新幹線や特急列車にも乗車可能
    • 別に指定席券を購入すれば、普通列車(快速含む)の指定席にも乗車可能
  • おねだん: 大人 8,730円、小児 2,560円

  この切符の特徴はエリアが広大なこともさることながら、接続する十以上の私鉄にも乗車可能ということでしょうか。また、特急券や指定席券を買えば、新幹線や特急列車、観光列車に乗車可能ですので長距離を移動するにも大変便利なきっぷになっています。

おすすめの観光列車

215系
215系

 観光列車については以下の記事にまとめてありますので参考にしてください。

  • 夏の臨時列車まとめ 東北編
  • 夏の臨時列車まとめ 上越編
  • 夏の臨時列車まとめ 信州編
  • 夏の臨時列車まとめ 北関東編
  • 夏の臨時列車まとめ 南関東編

おすすめの私鉄

1000系
引用:1000系

 まずお勧めしたいのは長野電鉄です。元小田急のロマンスカー「ゆけむり」や元JR東日本の成田エクスプレス「スノーモンキー」に何と特急料金わずか100円で乗れてしまいます。車窓も変化に富んでいますし、是非乗りに行ってみてはいかがでしょうか。

8500系
引用: 8500系

 次にお勧めしたいのが「富士急行」です。写真の8500系は元JR東海371系ですし、各社から譲渡された様々な車両が見れます。ぜひ乗りに行ってみてはいかがでしょうか?

リゾート21
引用:2100系

 最後に紹介するのが「伊豆急行」です。写真のリゾート21は特別料金なしで乗れますし、651系の観光列車 「伊豆クレイル」や 置き換えが予想されている「スーパービュー踊り子」も特急券やグリーン券を買えば乗車可能です。海沿いを走るので車窓も素晴らしいですし、おすすめです。

小さな旅ホリデー・パス

仙石東北ライン

 次に紹介するのは南東北地方で発売されている「小さな旅ホリデー・パス」です。ただ、”小さな旅”という名称とは裏腹に、福島県・宮城県・山形県の3県に跨るフリーエリアは1日ではとても回り切れません…

  • フリーエリア:
    • 東北本線(平泉~新白河,岩切~利府)
    • 陸羽東線(小牛田~新庄)
    • 石巻線(小牛田~女川)
    • 気仙沼線(前谷地~気仙沼)
    • 仙石線(あおば通り・仙台~石巻)
    • 仙山線(仙台~山形)
    • 常磐線(名取~山下)
    • 奥羽本線(福島~新庄)
    • 左沢線(山形~左沢)
    • 米坂線(米沢~今泉)
    • 磐越東線(郡山~小野新町)
    • 磐越西線(郡山~喜多方)
    • 只見線(会津若松~只見)
  • 上記フリーエリア内の普通列車(快速列車・BRT含む)に乗り放題
    • 別に特急券等を購入すれば、在来線特急も乗車可能(東北新幹線は不可、山形新幹線福島~新庄は特急券を購入すれば乗車可能)
  • 発売期間:通年
  • 有効期間:1日
  • 利用期間:土・休日、GW(4/29~5/5)、夏休み(7/20~8/31)、年末年始(12/23~1/7)の毎日
  • 発売場所:フリーエリア内のJR東日本の主な駅の指定席券売機、みどりの窓口、びゅうプラザ
  • 値段: 2,670円(おとな)、1,330円(こども)

 このきっぷは先に取り上げたきっぷとは違い利用当日の購入も可能 です。

 エリア内を走る特急「つばさ」は特急券を買えば福島~新庄間は乗車可能です。(「とれいゆつばさ」も可)指定席券を買えば観光列車(「リゾートみのり」など)も乗車できます。

 ただし、特急券を買っても東北新幹線の利用は不可ですので注意しましょう。

まとめ

 いかがでしたか?ここで上げた以外にもまだまだJR東日本はいろいろなフリーきっぷを発売していますので、次回は県単位で利用できるフリーきっぷを紹介していきたいと思います。これらの切符を利用して素敵な旅行が出来ますように。