JR東日本が自動改札の機能を強化し、キセル乗車撲滅へ対策を本格化させることが判明しました。どのようなものか解説するとともにTLなどの反応をまとめました。
自動改札の突破防止へ
今回JR東日本が行ったのは自動改札の突破を防ぐ機構の強化です。以前の自動改札では乗り越しが必要な場合と見分けがつかなかったものが、EG20では「不正乗車の疑いがある場合」・「明らかに悪意のある通り方の場合」にランプが全点灯し、区別しやすいよう独特の音楽が鳴るようになっています。
TL上の反応は?
Twitter上の皆さんの反応です。
不正乗車をしていた人達は今回の事態に激怒しているようですが、やってることは立派な犯罪ですからねぇ… これを機に、きちんと運賃を払うようになってほしいものです。
追記:JR東日本管内で設置が確認されている駅がかなり増えてきました(品川、渋谷、さいたま新都心など)。乗降数の多い駅についてはダイヤ改正までに全駅に配備するものと思われます。
ちなみに、すでに摘発された方もいるようです。
不正乗車の罰則強化を!
現行の鉄道営業法では鉄道事業者は不正乗車をした者に対し、その乗車区間に相当する運賃とその2倍以内の増運賃(合計で3倍以内の額)を請求することが認められています。
しかし、現実問題として乗車駅として下車駅から近い駅を申告されてしまうとそれを信用せざるを得ないケースが多く、増運賃を請求できるといってもたかが知れた金額しか請求できず、あまり抑止力とはなっていないのが現状です。
JR東日本などは今後ワンマン運転を拡大するようですが、あくまでも乗客が乗車駅から降車駅までの運賃を正しく払うことが前提としてあるわけで、不届き者が得をするような状況を作ってはいけないと考えます。
筆者としては不正乗車を行ったものには見せしめに目玉が飛び出るような高額の罰金を科するのがよいと考えますが、それには現行の法律の改正が必要となります。ここら辺はいい加減国も考えるべきことなのではないでしょうか。
警察への告訴はしないのか?
キセル乗車は鉄道営業法第29条の違反となりますが、親告罪となっています。
また、常習の場合や悪質な場合は詐欺罪や偽造有価証券行使等罪に問われる可能性もありますが、よほどのことがなければこれらの罪には問われません。
このため、鉄道会社は増運賃を支払えば警察への告訴を行わないところが多いようですが、はっきり言ってキセル行為を行うような客は客ではないのですから何も遠慮することはないでしょう。今後はどんどん警察に突き出して実名報道されるという実例を作ればよいと思います。そうすれば少しはキセル行為を思いとどまらせることができるのではないかと思います。
実際、いつだったか東海道新幹線でキセルを行って逮捕されたのが話題となりましたが、JR東海が執念でキセル行為を見つけたわけで、他の会社でもできないことはないと思うのですが…
最後に
音ゲーマーや撮り鉄は障害者が多いだけではなく不正乗車をする犯罪者までいるんですか、本当に呆れたものですね。機材にかける金があるなら、キセルなんてせこいまねしないで運賃ぐらいちゃんと払え、この馬鹿共が!(怒)