JR西日本が神切符を発売します。JR西日本全線などに乗車できる「JR西日本 どこでもきっぷ」とその関西版「JR西日本 関西どこでもきっぷ」、そして満50歳以上が対象の「西なびグリーンパス」を新たに発売することが発表されました。一体どのような内容なのでしょうか?
1人利用可!年齢制限なし「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」
JR西日本全線が乗り放題になるきっぷ「どこでもきっぷ」と、その関西エリア版「関西どこでもきっぷ」が発売されます。こちらは年齢制限はなく1人利用も可能となっています。利用期間、発売期間、発売条件は以下のとおりです。
- 利用期間…10/15~12/26
- 2日間用は12/26出発分まで、3日間用は12/25出発分まで発売。
- 発売期間…利用開始日の1カ月前の10時から7日前まで発売。発売開始は10/8。
- フリーエリア内の新幹線・特急列車などに乗り放題です。
- 普通車指定席が6回まで利用可能
- 6回を超えて普通車指定席を利用する場合には運賃のみ有効となり、別途必要な料金券(特急券、グリーン券、指定席券等)が必要
- 発売価格は以下の通りです。
- どこでもきっぷ…2日間用は18000円、3日間用は22000円(子供は半額)
- 関西どこでもきっぷ…2日間用のみ発売、10000円(子供は半額)
- 発売場所はJR西日本ネット予約サイト「e5489」と、JR西日本管内・福岡県内・佐賀県内の主要旅行会社です。なお、「どこでもきっぷ」の2日間用は旅行会社のみの発売です。
- 指定席のご予約(6回まで)はきっぷの受取前は「e5489」で、受取後はみどりの券売機で取り扱います。
- 「e5489」や券売機で取り扱いができない一部の列車はみどりの窓口で取り扱います。
フリーエリアは上図の通りです。
50歳以上の人はさらにお得に!グリーン車にも乗れる「西なびグリーンパス」
なお、利用開始時点で満50歳以上の人はグリーン車にも乗車可能な「西なびグリーンパス」を購入することもできます。設定されたエリア内のJR西日本全線乗り放題に加え、グリーン車にも8回まで乗車することができます。発売価格などは以下の通りです。
- 発売価格
- 3日間用…1人用は30000円、2人以上用は25000円
- 5日間用…1人用は35000円、2人以上用は30000円
- 発売箇所はJR西日本・JR九州(福岡県・佐賀県内)管内の主な旅行会社です。「e5489」やみどりの窓口での発売は行いません。
- グリーン車指定席または普通車指定席のご予約(8回まで)は、JR西日本・JR九州(福岡県・佐賀県内)管内の主な旅行会社とJR西日本の主な駅のみどりの窓口で取り扱います。
単純往復でも元が取れる。ビジネス利用にもお勧め!
今回発売された「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」はフリーエリアも広大ですし、1人でも利用できますので単純往復の方にもお勧めです。ビジネス利用でもお勧めです。
一例として新大阪から主要駅までの片道の運賃+指定席特急料金を載せておきます。
- 新大阪~博多…15600円
- 新大阪~広島…10630円
- 新大阪~岡山…6350円
- 新大阪~出雲市…11340円
- 新大阪~鳥取…7220円
- 新大阪~新宮…7350円
- 新大阪~金沢…7790円
- 新大阪~和倉温泉…9360円
- 新大阪~富山…9590円
- 新大阪~上越妙高…11790円
切符の受け取り場所に注意!
「どこでもきっぷ」と「関西どこでもきっぷ」はe5489で購入が可能な為、エリア外の住んでいる方がこの切符を使うときにはe5489で購入する方が多いと思いますが、切符の受け取り場所には制限があります。
具体的に上げると他社が管轄している上越妙高駅や亀山駅では受け取りが不可となっています。指定席の予約に関しても同様ですので注意が必要です。
また、「どこでもきっぷ」の2日間用はエリア内の旅行会社のみの発売です。こちらも注意しましょう。
JR西日本が神切符を発売!
今年は残念ながら元日乗り放題きっぷが発売されませんでしたが、その代わりと言ってはかなり強力なきっぷが発売されましたね。新型コロナウイルスの影響で旅行需要が落ち込んでいる中でテコ入れとして発売されたと思われるこの切符を使って西日本のいろんな場所に出向いてみてはいかがでしょうか?「新しい旅のエチケット」と「新しい旅のルール」を守って楽しい旅を満喫しましょう。
また、地域の観光施設や飲食店などの皆様のご協力により、旅先で受けられるおトクな特典(観光施設の入場料割引や飲食店の料金割引など)が用意されています。こちらに関してもどのような内容なのかJR西日本の発表が楽しみなところですね。