京成電鉄では現在までワンマン運転が実施されてきませんでしたが、遂に次回のダイヤ改正から金町線・東成田線・千原線でワンマン運転を実施することを発表しました。これに先立ち3500形の3544Fが改造を受け試運転が実施されています。今後はどうなるのでしょうか?
一部線区でワンマン運転実施へ
まずはこちらの掲示をご覧ください。京成電鉄は今までワンマン運転を実施してこなかったのですが、遂に次回のダイヤ改正から日中時間帯に限り金町線・東成田線・千原線でワンマン運転を実施することを明らかにしました。
次回ダイヤ改正からワンマン運転を実施することを受け、3544Fがワンマン運転対応の改造が施工され関連線区での試運転が実施されています。また、3516Fもワンマン運転対応の改造が施工された模様です。
3500形の延命はあるのか?
京成電鉄では2022~24年度の3ヶ年における中期経営計画「D1プラン」の中に於いて新型車両3200形の導入を発表しています。3500形・3600形の置き換えを目的にした車両と思われますが、客足が戻りつつあるとはいえ新型コロナウイルスの影響はかなり大きいでしょうし、果たして全車置き換えまで行くのかは疑問が残ります。
考えられるパターンとしてはワンマン運転対応の改造を施工した3500形を支線区の運用で使っていくということでしょうか?1996~2001年に大規模な更新工事が施工されており、車内も他の車両に見劣りしないものとなっています。
ただ、そこまでして3500形を残すよりも3200形ですべて置き換えてしまうという可能性もあるでしょう。この場合は3200形を最初からワンマン運転対応で落成させ、3000形6両編成に関しても順次ワンマン運転対応改造を施工していき本線や千葉線の普通列車も日中時間帯はワンマン運転にすることとなりそうです。
新型車両の投入が明言された中、ワンマン運転対応改造を施工された3500形がどうなるのか?京成電鉄の動向に今後も目が離せないですね。