留萌本線の石狩沼田～留萌間が3/31で運行終了。同区間の新しい交通体系は？

　今年の３月末を以て留萌本線の石狩沼田～留萌間が廃線になります。この度、同区間の新しい交通体系がJR北海道から発表されましたが、どのようなものなのか？廃線が迫る同線の現状はどうなっているのか纏めました。

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3月末で廃線になる留萌本線の石狩沼田～留萌間

　3月末で廃線となることが決まった留萌～石狩沼田間ですが、現在はお名残乗車と思われる鉄道ファンの方が多いようでそれなりに賑わっているようです。

　しかし、ルールを守らない撮り鉄による問題行動も散見されています。何とか無事に最終日を迎えられるといいのですが…

新しい交通体系はどんなものに？

　新しい交通体系を見てみましたが、代替バスは設定されず既存の路線の活用が中心となっています。

　これまで留萌線が担っていた広域移動は「留萌旭川線」が担当します。こちらは生活路線として国や北海道から多額の補助金の交付を受けて運行を維持されていますが、需要減少を受け昨年10月のダイヤ改正で8往復から5往復に減便されています。運行ダイヤは以下の通りです。

　このほか、早朝・深夜に関しては平日限定で高規格道経由の予約制乗合タクシーを新設します。運行時刻は以下の通りです。

　このほか、沼田町営バスは既存の路線に加え真布経由の路線を加え、通勤通学需要に対応します。運行時刻は以下の通りです。

　「留萌旭川線」に合わせ、石狩沼田～碧水間で運行している沼田町内の乗合タクシーの運行時間を拡大します。

留萌～旭川で速達バス(沿岸特急あさひかわ号)新設

　また、旭川への速達性を確保するため新たに「沿岸特急あさひかわ号」を1往復新設します。ただし、3年間の実証運行となっており、正式運行となるかは利用実績次第となる模様です。

4月以降の深川～石狩沼田間の時刻は？

　4月以降は深川～石狩沼田間のみの運行となり、本線としては最も短い路線となります。朝晩が中心の7往復の運行で、時刻は以下の通りです。