いや~とうとう銀河鉄道に乗ってあの世に行ってしまいましたね。「銀河鉄道999」や「宇宙戦艦ヤマト」など数々のヒット作を生み出してきた漫画家の松本零士さんですが、病には勝てず遂に85歳での大往生となりました。
しかし、これは一方で良い事だとも言える可能性もあります。一体なぜそういうことを思うのか?ネット上の反応はどうだったのでしょうか?
銀河鉄道に乗ってあの世へ…
「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」などの名作を生み出した漫画、アニメ界の巨匠、松本零士さんが亡くなりました。関係者によると松本零士さん本名、松本晟さんは、13日、都内の病院で急性心不全のため亡くなりました。85歳でした。
松本さんは1938年、福岡県久留米市生まれで、幼少の頃から漫画家を志し、『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『宇宙海賊キャプテンハーロック』などのスケールな大きなSF作品のほか、第二次世界大戦を舞台に戦場の悲哀を描いた「戦場まんがシリーズ」などの名作を次々に世に送り出しました。
1970年代から80年代には、その多くの作品がアニメ化され、国内外で一大ブームを巻き起こしました。その功績で2010年に旭日小綬章を、2012年にはフランス芸術文化勲章シュバリエを受賞するなど、多くの賞を受賞しています。
また、日本有数の漫画収集家としても知られ、宝塚大学メディア・コンテンツ学部特任教授を務めるなど、後進の指導にも努めました。告別式は近親者のみですでに執り行われ後日、改めてお別れ会を行うとのことです。
引用:【速報】漫画家の松本零士さん(85)が死去「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」
著名な漫画家でも病には勝てませんでしたね。「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」の著者として知られる松本零士さんですが、先週の13日に亡くなっていたことが明らかとなりました。85歳とのことですから十分生きたのではないでしょうか?認知症とかで惨めな最期を迎えるよりは遥かに良かったと思いますよw
発車メロディーや鉄道車両へのラッピングも
銀河鉄道999の楽曲ですが、こちらは博多駅などで発車メロディーとして採用されています。
宇宙戦艦ヤマトの楽曲も呉駅の接近メロディーとして採用されています。
また、銀河鉄道999に関しては各地でラッピングトレインも運行されていました。
北九州モノレールはラッピングトレインでの運行列車を増発
北九州モノレールも「銀河鉄道999」のラッピングトレインを運行していますが、松本零士氏の死去を受け、急遽ラッピングトレインでの運行を増発するとのこと。
26日までの運行時刻は上の通りです。なお、2/27から3月末までは定期検査に伴いラッピングトレインの運行はありません。
ネット上の反応は?
ほんとうに素晴らしい作品をありがとうございました。私自身の子供の頃の人間形成にとても大きな影響を受けました。松本先生は以前若い頃にお住まいだった、北九州市の小倉北区日明のJR鹿児島本線を走る電車が空に向かって宇宙に飛んで行ったら…というイメージが銀河鉄道999を描かれたきっかけのようなエピソードがありましたよね
昨日もテレビで北九州マラソンであちこちでメーテルの格好をしてる人や、銀河鉄道999の曲があちこちで流れてましたね。この街の小倉駅や北九州空港ではメーテル像があり、出迎えてくれます。アニメの街ですね。皆さん松本先生をリスペクトされている雰囲気を感じます。
私は宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999を描いていただけたこの時代に生まれてよかっです。ほんとうに感謝しております。松本先生の魂もトチローがハーロックの船の中にあるように、ファン皆さんの心と共に生き続けると思います。
引用:「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」松本零士さん死去、85歳 急性心不全
インタビューで「何故、999は蒸気機関車なのですか?」と問われた氏。「青雲の志を抱いた持たざる若者が乗り込む列車は(当時最先端の)新幹線みたいなものでは画にならない」大意としてその様な受け答えでした。九州から夜行列車で上京した若き日の自分自身と重ねてお話されていました。
期待と不安を抱えて夜行列車に乗り込んだ鉄郎は作者自身でもあります。(ファンにとってそうであるように)松本氏にとってもメーテルのような人物はまさに夢そのものだったのでしょう。
999の人気のない寂しい車内、座りにくそうな直角の背もたれの座席、車窓は延々と続く暗黒の宇宙、響く汽笛…この夜行列車そのものの描写。志以外に何も持たない旅に赴く全ての若者へのエールだったのだとあらためて思います。数々の素敵な作品をありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします。
引用:「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」松本零士さん死去、85歳 急性心不全
私も銀河鉄道999は心に深く残ってます。メカ等のセンスも印象的でしたが、少年が様々な体験を通して、なぜ人は生きるのかを悟っていく物語りでもありました。機械になって永遠に生きることは人類の夢でもありましょう。でも、人間は限りある命だから懸命に生き輝く。それを教えてくれたのがこの作品でした。
引用:「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」松本零士さん死去、85歳 急性心不全
故郷のため懸命に生きる若者、子供を愛する母親の強い姿などなど。「蛍の星」では、最下層に属し見下されながらも夢を追い懸命に生きる少女の話でしたが、そんな少女を突飛ばし、宇宙列車に乗ろうとした格好と見栄だけの男にメーテルが放った言葉は強烈でした。
「行くのはよしなさい。あなたは何のために宇宙へ行くのかしら。厳しい宇宙で生き残れるのは、知恵と勇気を持った者だけよ」
小生も松本マンガ(アニメ)に心酔した一人でした。小学生時代に宇宙戦艦ヤマト、中学に入りさよなら銀河鉄道999、その他千年女王やキャプテンハーロックなど一通り見ました。銀河鉄道999はメーテルへの憧れ、無限の宇宙への憧れを掻き立ててくれた作品です。その後、天体観測に没頭したものです。
ただ、松本作品には、それらとは別に戦争の悲惨さを教えてくれた作品もあります。コクピットシリーズです。中でも音速雷撃隊は最も心打たれた作品ですね。見ていない方は是非見られたら方が良いと思います。この作品を見て鹿児島の知覧に行かれれば如何に戦争が愚かなことかわかると思います。
何はともあれ、松本先生のご冥福を心からお祈り申し上げます。
引用:漫画家の松本零士氏が逝去
残念・・・もちろん、いつかは、こう言う日が来ると言うの当たり前で、分かってはいたのですが・・・そして、氏の作品が、それを・・・限りある命、生身の人間の素晴らしさを(子供心に)教えてくださったのでした。
日本のアニメ文化の礎、SF漫画、SFアニメの一時代を築かれた方だと思います。そして、(宮崎駿氏でそうであるように)戦争には反対のスタンスを持ちつつも、兵器(メカニック)や“戦い”と言う、男の子の憧れなど、男の(日本男児)の理想を描かれた第一人者だと思います。
(宮崎氏とは猫好きも同じ)また、男(の子)の生き方だけでなく、憧れの女性像も描かれた方であり、昭和の男の子たちに与えた影響は計り知れないと思っています。かく言う私・・・子供の頃の初恋の女性が、メーテルでした。廻りの友達もそう。(タレント(ジャニーズの誰か?)も、同じことを言われてビックリしました。)心から、感謝とご冥福をお祈り申し上げます。
引用:漫画家の松本零士氏が逝去
戦時下を生きてこられた分、平和と生きることの尊さを訴える説得力が凄まじかった。それまで勧善懲悪作品が多い中、昭和ヤマトで『双方に戦わざるを得ない理由』があることを知り驚嘆し、『負けた者はどうなる⁈勝利か○ソくらえだ!』と古代が絶叫するシーンはとても心苦しかった。
そして、999では物語全てが生命讃歌として今も私の心の中に残っているし、ハーロックや鉄朗の生き様には『漢気と誇りある生き方』、『限りある時を精一杯生きる大切さ』ということを学ばせてもらったものでした。
本当に素晴らしい数々の作品を残してくださり感謝申し上げます。 どうぞ安らかに…。
引用:漫画家の松本零士氏が逝去
少女漫画時代からのファンです。萌え主人公と動物キャラの目力を維持したままからの光速エスパー古代すすむ。当時東芝の店頭に置いてあったあの人形が欲しかった。エスパーの衣装設定に今より更に進化したソーラーシステムが使われているのは凄い。
その主人公の名を宇宙戦艦ヤマトに引き継いで、家族でTVアニメを見ていました。昭和一桁生まれの父は、戦争中、工場に空襲があり、同級生の数名が化学薬品で跡形なく溶けてしまったことや、幼い兄弟が栄養不足で亡くなったことなど、アニメを見ながら話してくれました。戦争は本当に嫌なものという事を幼心に理解したように思います。銀河鉄道999は冒頭から機械人間が現れ、無防備な人間を一方的に狩って剥製にしています。
リア詐欺や強盗殺人やストーカー事件が日本のあちこちで日々起きていますが、オーバーラップして見えるのは私だけでしょうか。先生のご冥福を祈ります。
引用:漫画家の松本零士氏が逝去
子供に夢をと話されていたが、歳を重ねても空想したりする事が多かったようだ。85歳なら子供の頃は戦争が隣り合わせで、空想したりして楽しいことを見つけたり工夫をしていただろう。壮大なスケールの漫画をかけたのは、足りないものを補う事でそれを満たしていたように思う。
再放送だがそういった漫画を見ていたが、理不尽なことやどうにもならない事があると漠然と感じたり、生きるということ命の大事さをセリフから感じ取れる事もあった。よくわからないが、大事なことを教わったように思うとコメントしている人がいたが、そういった人も多くいるのではと感じる。
人間生きていくのに必要な大事なものが受け取れてるのは、夢を与えたいと話されていた事が、与えられていた表れだと思う。
引用:松本零士さん旅立つ「ヤマト」「999」「ハーロック」「1000年女王」ほか/主な作品一覧
小学生の時「銀河鉄道999」に出逢い、原作の漫画を夢中になって読みました。アニメや映画、それに登場するメーテルやエメラルダスに憧れ、絵を真似して描き、ハーロックに憧れ…本当にカッコ良い憧れの大人たちでした。今見ても本当にわくわくします。
そして、各キャラクターを演じる声優さんたちの存在も大きかったと思います。キャラクターの存在が本当にリアルでした。999の映画の本で各役を担当する声優さん方のインタビューが載っていて、こういう仕事の世界があるんだ!と衝撃を受けました。 松本作品は、宇宙というスケールの大きな舞台の中で、哲学的なことも語っていたと思います。999の漫画の各章の終わりにあった巻き紙に書いてあった文は、今改めて読み学びたいと思います。
子供の頃に様々な世界を教えて頂いた松本先生には感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。心よりご冥福をお祈り致します。どうぞ良い旅を!
引用:松本零士さん、さらば SF漫画の巨匠、永遠の旅に… 鉄郎とメーテルの物語、未完のまま天国へ
ありがとう!本当にありがとう!あの世でもどうかお幸せに!
最後に
こういう記事を書くと毎回のようにキーキー喚く方が居ますので言っておきますが、死者に対する名誉棄損罪はその事実が虚偽のものの場合のみ成立します。今回の場合はれっきとした事実ですから成立しませんね(笑)
- 刑法第230条(名誉棄損罪)
- 公然と事実を摘示し、人の名誉を毀損した者は、その事実の有無にかかわらず、3年以下の懲役若しくは禁錮又は50万円以下の罰金に処する。
- 死者の名誉を毀損した者は、虚偽の事実を摘示することによってした場合でなければ、罰しない。
侮辱罪に関してですが、これはそもそも死者に対しては一切成立しませんw
人はいつか死ぬわけで、それがいつかは知りませんが必ずいつかは死にます。三木谷氏のような金持ちでもスーツ氏のような有名人でもそれは変わりません。自分が死んだら、自分をネタに笑って頂いて一向に構わないですよ?死んだらどうせわからないんですから。なので、私は死んだ人間をネタにする事を少しも悪いとは思いませんし、これからもネタにしていきますね。
逆に「人の死をネタにするな!」とキレてる方は何故人の死をネタにしてはいけないかちゃんと論理的に説明できますか?感情的に喚き散らすだけなら小学生でも出来ますからね。ご意見はお問い合わせ欄からどうぞ