青春18きっぷの冬季版発売が発表されましたが、かなりの改定が行われています。ついに自動改札に対応したのですが、何と連続での使用のみとなり、複数人での使用も不可となってしまいました。この他にも細かいルール改正が行われているので詳しくまとめました。
自動改札対応、3日間用を新設
JR全線の普通や快速列車に乗り降り自由なきっぷとして人気の「青春18きっぷ」ですが、遂にリニューアルされることになりました。念願の自動改札対応が実現しましたが、複数人での使用が不可となり1人の連続使用のみとなります。
従来の5日間用(12050円)に加え3日間用(10000円)が新設されましたが、秋の乗り放題パスと比較するとかなりの値上げとなります。3日間なら8000円か高くても8500円くらいが妥当だと思いましたが、足元をみるにも程があるのでは…
このほか、大きな変更点としては電車特定区間外は0時を過ぎて最初の停車駅までしか1日分では有効ではなかったのですが、終電まで有効となります。また、曖昧になっていた終夜運転の際のルールに関しても「通常ダイヤにおける最終列車まで有効」と明文化されています。
オプション券は新青森~木古内間で使用可能も大幅値上げ…誰が使うの?
青春18きっぷの北海道新幹線オプション券は津軽線末端区間の廃止が決定的になったことを受けて北海道新幹線の利用区間が新青森~木古内に拡大されます。しかし、その代わり値段は何と4500円になりました。いくら何でも値上げしすぎなのでは?
トクだ値14でも新青森~新函館北斗が同額で乗れますし、トクだ値スペシャルが設定されれば何と更に安くなります。圧倒的に早いですし、北海道新幹線オプション券の存在価値はあるのでしょうか?
安く本州と北海道を行き来するのなら青函フェリーがおすすめですね。通常の値段ですと2200円ですが、WEB予約限定で1/1~3/31は1700円まで下がります。深夜帯にも運行されていますから、宿代わりにもできて一石二鳥なのではないでしょうか。
北陸三セクの利用は当日中にJR線へ乗り継ぐ場合に限定
また、北陸地方の3セクに関しても曖昧な部分があったのですが、当日中にJR線への通過利用をする場合に限るとこちらも明文化されています。越美北線の本数はかなり限られますし、ハピラインふくい線の敦賀駅~越前花堂駅間の通過利用はかなり厳しくなったのではないでしょうか…