2022年春の4直（京成電鉄・京浜急行・都営浅草線・北総鉄道）ダイヤ改正内容まとめ

　2022年春のダイヤ改正まであと少しですが、今回は4直（京成電鉄・京浜急行・都営浅草線・北総鉄道）関係のダイヤ改正の内容をまとめます。ダイヤ改正日が他社と異なり、2/26となっています。

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京成電鉄

　京成電鉄では日中の「スカイライナー」が正式に青砥駅に停車するようになります。日中時間帯80分間隔の臨時停車列車を、上りはスカイライナー12号から60号、下りはスカイライナー11号から65号まで60分間隔の正式ダイヤとして運行し、押上・都営浅草線・京急線方面からの成田空港アクセス利便性の向上を図ります。これに伴い、青砥発着のスカイライナー券がチケットレスサービスで購入できるようになるほか、駅のライナー券売機でも購入できるようになります。

　また、成田空港発スカイライナー最終列車の運転時刻を23時に繰り上げ、深夜時間帯におけるスカイライナーの運転間隔を30分に統一することで、分かりやすいダイヤとするとともに、LCC深夜到着便をご利用のお客様の利便性向上を図ります。

　日中時間帯における本線の「特急」を「快速」に格下げし、特急通過駅における乗り換えの利便性を向上するとともに、下りの「快速特急」は京成高砂駅にて「アクセス特急」成田空港行、上りの「アクセス特急」は青砥駅にて「快速特急」京成上野行と接続し、京成上野・日暮里～成田空港間の速達性を確保します。平日夜間の都営浅草線から京成成田方面へ向かう「快速特急」の一部列車の種別を「特急」に格下げし、京成佐倉～京成成田間の各駅への利便性を向上します。

　成田空港発宗吾参道行の列車を成田空港23：29発の1本増発し、成田空港勤務者などのエッセンシャルワーカーを中心とした利用者の利便性向上を図ります。

　成田空港発上り最終列車の「快速」京成高砂行の種別を「普通」に格下げし、成田空港発を22：54発として9分繰り上げます。これにより、京成津田沼～京成高砂間の普通列車停車駅をご利用のお客様の利便性向上を図ります。これに伴い、東成田方面からの上り列車（芝山千代田発）についても、京成成田駅における上記列車と連絡のため発車時刻を繰り上げ、東成田駅22：54発（土休日は22：59発）とします。

　京成押上線の列車のうち、京急線から乗り入れてくる列車の一部を快速特急として運行します。

都営浅草線

　都営浅草線内では、日中時間帯（10～16時台）のエアポート快特について一部の列車を地下鉄線内各駅停車となる種別に変更します。ダイヤ改正後はエアポート快特を40分間隔での運行とし、日中時間帯（10～16時台）のエアポート快特通過駅の利便性を向上します。なお、朝夕時間帯のエアポート快特の一部列車についても、地下鉄線内各駅停車となる種別に変更します。

　また、都営浅草線の西馬込駅～泉岳寺駅間において、日中時間帯(10 時～16 時台)の運転間隔を10分間隔とします。

　このほか、都営地下鉄の車両によるアクセス特急の運用が設定されます。なお、京急車によるアクセス特急の運用は土休日のみとなります。

京浜急行

　京急蒲田駅発の羽田空港駅行始発列車を品川駅発に変更し、羽田空港へのアクセス利便性を向上します。

　イブニング・ウィング号の運転本数と時刻の見直しを行います。また、平日日中時間帯（概ね11～15時台）の京急久里浜線の末端区間（京急久里浜～三崎口）について、20分間隔での運行とします。

　平日夜間の羽田線の一部列車の行き先を変更します。

• 羽田空港22：57発特急 京急久里浜駅行をエアポート急行 逗子・葉山駅行として運行します。
• 羽田空港23：40発エアポート急行 品川行を6分繰り上げエアポート急行 金沢文庫行として運行します。なお、京急蒲田駅で京成線方面の最終列車京成高砂駅行に接続します。

　土休日朝下りの快特・エアポート快特の2本と上り特急1本、羽田空港発の快特・エアポート快特4本をエアポート急行に格下げし、途中駅の利便性向上を図ります。

　土休日深夜のエアポート急行 品川行を泉岳寺行とします。なお、この列車は終点の泉岳寺駅で京成線方面の最終列車京成高砂駅行に接続します。

　現状の輸送実態に鑑み、土休日夜のエアポート急行3本を特急 京急久里浜行2本、特急　逗子・葉山行（終電）として運行します。

　都営線から直通の快特8両編成に品川駅で金沢文庫駅行の4両を増結し、混雑緩和を行います。また、快特 泉岳寺駅行に金沢文庫駅で増結する4両編成の行先を京急川崎駅行から品川駅行に変更します。なお、土曜日の金沢文庫駅6：41～8：41発の都営地下鉄線直通の特急列車（7本）は利用状況に鑑み同駅での増結を取りやめます。

　終列車の時刻について、一部で繰り上げを行います。

北総鉄道

　北総ライナーについては時刻変更を行い、当面の間運行を継続します。

　新鎌ヶ谷～印西牧の原駅間（一部、新鎌ヶ谷～印旛日本医大駅間）で運転する普通列車を、上り下り合わせて平日は11本増発すると共に1本の時刻変更を行います。

　土休日は新鎌ヶ谷～印西牧の原駅間（一部、新鎌ヶ谷～印旛日本医大駅間）で運転する普通列車を2往復増発します。これにより、平日の9時台及び土曜・休日の8時台において、印西牧の原～新鎌ヶ谷駅間の上り普通列車が概ね10分間隔での運転となります。さらに、平日の18時台～21時台では、新鎌ヶ谷からの下り普通列車（同区間を各駅に停車する特急、急行を含む）が概ね10分間隔での運転となります。

　京成線・都営浅草線直通の上り最終列車（普通：泉岳寺行）について、印旛日本医大～新鎌ヶ谷(着)駅間で発着時刻を繰り下げます。