JR東海が前々から発表していた新型車両315系ですが、昨日の深夜についにお披露目され、豊川から名古屋方面へ試運転が行われました。車両は8両編成となっており、電気連結器が無いことから他形式との併結を考慮していない模様ですが、そうなると今後どうなるのでしょうか?
8両編成で落成
JR東海の新型車両「315系」がついに落成し、試運転が行われました。車内はオールロングシートで、LCDの設置などJR東海の在来線の車両としては新機軸が盛り込まれた車両となっています。また、電気連結器やホロの設置が行われておらず、他形式との併結は非常時以外行われない模様です。
初年度は中央線への投入か?
初年度は8両編成7本を投入するとのことですが、他形式との併結を行わないことや車内がオールロングシートという構成を考えると中央線への投入とみるのが妥当でしょうか。211系は起動加速度がやや低く、最高速度も110 km/hに抑えられていますが、315系は最高速度130km/hの設計になっていることや起動加速度もやや高めになることからおそらく早めに中央線の211系を置き換えてダイヤを引き直したうえで高速化を実現するものと思われます。
211系0番台は今年度で引退か?
こうなってくると去就が怪しくなってくるのがJR東海で唯一国鉄時代から活躍する211系0番台でしょう。JR東海の211系で2本しかないセミクロスシートの車両となっていますが、神領車両区に所属しており、現在は主に関西本線の朝夕ラッシュ時が中心の限定運用となっています。このようなネタ車は新型車両の登場で真っ先に置き換えられる傾向にありますので、記録はお早めに。