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 ニュースリリースで発表されていた 横須賀・総武快速線 向けのE235系投入ですが、JR東日本労働組合の横浜地方本部の情報により、配置時期などが明らかになりました。

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配置されるE235系のスペック等は?

E235系
引用:E235系

 こちらに関しては、すでに昨年9月にJR東日本が発表したプレスリリースで明らかになっており、以下の通りです。

  • 配置本数は現行のE217系と同じく、基本編成の11両編成を51編成、付属編成の4両編成を46編成投入。 基本編成はE217系より2両電動車が増加しMT比は15両編成で8M7T、11両編成で6M5T、4両編成で2M2Tとなる。
  • 普通列車グリーン車(基本編成の4,5号車)では初となる、各座席へのコンセント整備、無料公衆無線LANサービスの提供、LCD案内画面の設置を行う。
  • 普通車の各車両にはフリースペースを設置、車内はオールロングシート配置。 山手線E235系と同様、 デジタルサイネージ と各ドア上部に大型のLCD案内画面(21インチ)を設置する。また、異常時に客室内全ての画面を一時的に切り替えて、自列車に関する情報提供を行う機能を搭載。 トイレは全て車いす対応大型洋式トイレになります。
  • 停電等の異常時を想定し、駅間に停車した際にも最寄駅または乗客が降車・避難しやすい場所まで走行できる非常走行用電源装置を搭載。
  • 各車両の客室に車内防犯カメラを設置。 車内温度保持を目的として、E231系やE233系同様の半自動ドア機能を搭載。
  • 故障対策として、主要機器に関しては二重化を行う。
  • 車両搭載機器や線路及び電力設備の状態監視を行うモニタリング装置を搭載。 それらのデータをリアルタイムに地上システムへ送信することで安全性・安定性の向上を図る。

配置・置き換えはどうなる?

E217系
引用:E217系

 まず配置についてですが、これについてはすでに2020年5月ということが発表されています。問題はいつ運用開始されるかです。

 E217系とE235系は機器類が大幅に異なることから、恐らく異常時以外の併結は行われないものと考えられます。従って、E235系の投入が完了するまでは、E217系とE235系の運用はグループ分けして厳密に分離しておく必要があるということが言えます。

 よってE235系が新製された後も、ある程度の本数が揃ってからでないと投入はないと考えます。また、車掌や運転士の訓練も必要なことを考えますと、投入は2020年秋以降と予想します。

E235系統一後のダイヤは?

 E235系は今後2024年までかけてE217系の置き換えを順次行うということです。E235系の起動加速度は3.0 km/h/sとE217系と比較すると大幅に強化されていますので、E235系に統一された時点で一部区間の所要時間の短縮が行われるのではないか?と推測します。

 個人的には、総武快速線も毎時6本運転を実現してもらいたいところです。現状、千葉駅の折り返しというボトルネックがありますが、混雑が目立ちます。房総方面との直通強化でボトルネックは解消されるでしょうし、何とかしていただきたいものです。

まとめ

 E235系がようやく来年以降投入開始ということで、実車の登場が楽しみですね。また、これを機に横須賀・総武快速線のダイヤの見直しが行われることを願ってやみません。

 最後に、E217系は現時点で転用の予定はなく、E235系への置き換え後は廃車となることが見込まれています。撮影・乗車はお早めに。