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 元日に書いた315系の記事が予想以上に伸びているので、今回は315系投入により211系や311系の置き換えが行われた後に行われるであろう中央線のダイヤ改正と313系転属劇について予想してみました。

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中央線に投入される315系の仕様は?

 元日に発表された315系の投入ですが、共同通信の記事を読むと中央本線と東海道本線への投入が発表されています。

 中央本線の運用は名古屋口は4両から10両で幅広く運用されており、中津川以北に関しては基本的に2両編成での運行となっています。

 ただ、既存の編成の都合上3両編成を2本つなげての運用など短編成を何本もつなげる運用が多く、編成中間の運転台がデッドスペースになってしまい、どうしても無駄が目立っています。

 そうなると、今回投入される315系は2・4両編成だけではなく、6両固定編成も投入されるのではないか?と予想しています。また、飯田線の213系も置き換えるとのことですから、神領と大垣のいずれかに2両編成も投入して313系を飯田線に転属させるものと思われます。

 気になる内装は扉間は転換クロスシート、車端部は車椅子スペースと収納可能なロングシートの配置として快適性と定員の確保の両立を図るものと考えます。このほか、LCDの設置等も行われると思いますが、詳しくは以下の記事をご覧ください。

中央線は大幅なダイヤ改正へ?

中央線 快速
引用:313系

 211系は起動加速度がやや低く、最高速度も110 km/hに抑えられています。315系は少なくとも313系と同等の性能(起動加速度 2.6 km/h/s、最高速度 120 km/h)は確保するものと思われるため、313系と315系に統一された時点でこれらの車両に合わせてダイヤを引き直すものと思われます。

 現在、下り快速で「しなの」の退避は高蔵寺駅でおこなっていますが、スピードアップにより多治見駅まで逃げ切り「しなの」と緩急接続を行うようになるのではないでしょうか。このほかの列車も数分程度の速達化が行われるでしょう。

313系は静岡転属か?

 つぎに313系の転属について予想していきます。静岡の211系は3両編成31本と2両編成9本あります。

 313系1700番台は飯田線の快速「みすず」の運用があることからとりあえず動きはないと思われます。となると、転属の候補としては現在中央線で運用されている313系1500番台・1600番台と8000番台でしょう。

313系8000番台
引用:313系

 313系8000番台は現在下り「ホームライナー瑞浪」の運用以外はほかの車両とともに中央本線の各停・快速列車の運用に充当されていますが、ラッシュ時には詰め込みが利かず、乗客の不評を買っています。おそらくホームライナーの運用は383系にまかせ、静岡に転属すると思われます。静岡転属後は朝晩はホームライナー運用、そのほかは普通列車での運用と予想します。

 313系1500番台・1600番台も3両編成なため、単独では中央線で運用できず、静岡への転属が行われると予想しています。

 これで3両編成13本が静岡に行きますが、これだけでは全く足りません。

 さらに見ていくと初期に製造された313系が転属の候補になりそうです。具体的には313系0番台と1000番台が1999年製造の車両で、製造から20年が経過しています。ここからサハを抜いて静岡転属と予想するとぴったり31本ですね…。また、転属の際には機器更新なども同時に施工するものと思われます。

 次に2両編成について考えていくと初期に製造された大垣に配置されている313系300番台が16本あり、2010~12年に製造された313系1300番台のうちワンマン非対応の編成が8本。213系も置き換えなければならないことを考えれば、これが転属候補となるでしょうか。こちらも転用の際に機器更新と一部の車両はワンマン化改造も受けるものと思われます。

まとめ:中央線は殆ど315系に⁉ 

 中央線を走る211系も315系で置き換えるのでしょうし、こう考えていくと中央線を走る列車の多くは315系ということになりますね… そうなると東海道線よりもかなり恵まれていることになるのですが、果たしてどうなるのか。続報に期待したいところです。

 次回は315系によって置き換えられる213系・311系の譲渡先を大予想してみたいと思います。