青春18きっぷで東京から金沢・富山へ行くのは大変です。北陸本線だった金沢~直江津間が北陸新幹線の開業に伴い、並行在来線として第三セクターに転換されてしまい、乗車できなくなってしまったからです。 今回はわかりやすく乗り継ぎやどこで食事をとったらいいかなどのポイントを紹介していきたいと思います。
東京から金沢へ向かうには?
東京から金沢へ青春18きっぷのみで向かうには東海道本線で米原まで向かい、そこから北陸本線を金沢へ北上する形になります。最小乗り継ぎ回数での乗り継ぎ例を以下に示します。
- 東京 10:47発→熱海 12:32着
- 熱海 12:56発→豊橋 16:17着
- 豊橋 16:31発→米原 18:40着(快速、土休日は新快速)
- 米原 19:02発→敦賀 19:49着
- 敦賀 20:10発→福井 21:17着
- 福井 21:27発→金沢 22:45着
熱海~浜松or豊橋間を除いてクロスシートで移動できますが、北陸本線の列車(特に敦賀以東)は短い編成での運行が多いので注意が必要です。早めに乗車するよう心がけましょう。大きな駅での乗り継ぎが大半を占めるので、食料の確保にはそこまで困らないでしょう。なお、東京から金沢へ青春18きっぷのみで行くには東京駅を11:37までに出発する東海道線の列車に乗れば、その日のうちに金沢駅に到着できます(金沢23:41着)。
東京から富山へ行くには?
東京から金沢へ青春18きっぷのみで向かうには東海道本線で岐阜まで向かい、そこから高山本線を北上する形になります。乗り継ぎ例を以下に示します 。
- 東京 5:20発→三島 7:22着
- 三島 7:29発→静岡 8:29着
- 静岡 8:31発→浜松 9:43着
- 浜松 9:44発→岐阜 11:34着(新快速、土休日は特別快速)
- 岐阜 11:45発→高山 15:27着(美濃太田駅で21分停車)
- 高山 15:51発→猪谷 16:56着
- 猪谷 17:18発→富山 18:19着
東京駅から列車を乗り継いでいっても半日以上かかるので、それなりに体力や根気が必要でしょう。また、高山線内(岐阜~猪谷間)を走るキハ25はオールロングシートの編成が運用されている場合もあるので、当たってしまったら自らの不運を呪うしかないですね…
なお、高山線は本数が少ないので、東京駅を遅くとも9:16発の東海道線の列車に乗らないと間に合いません。気を付けましょう。
金沢・富山から東京へ向かうのは?
金沢から東京へ向かうのであれば、本数も少なくないので、12:28までに金沢駅を出発すれば青春18きっぷ1枚分のみで東京駅まで行けます。
一方、富山から東京へ向かう場合、猪谷~美濃太田間の運転本数が限られていますので、以下に挙げる1通りしか乗り継ぎが成立しません。
- 富山 8:18発→猪谷 9:06着
- 猪谷 9:11発→高山 10:14着
- 高山 10:24発→美濃太田 13:07着
- 美濃太田 13:30発→岐阜 14:02着
- 岐阜 14:08発→豊橋 15:27着(快速)
- 豊橋 15:41発→浜松 16:15着
- 浜松 16:21発→熱海 19:04着
- 熱海 19:09発→東京 20:58着
これ以降に出発する場合は富山~金沢間を何らかの方法で移動して、金沢経由で東京へ行くことになります。おすすめは高速バスでの移動で、片道930円と鉄道で移動するよりも安いですし、車内はリクライニングシート完備で充電用のコンセントやWi-Fiもあり、毎時1本運行されていますので大変便利です。時刻に関してはこちらをご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?金沢や富山は観光スポットが多いので、行く方も多いのではないかと考えこのページを作成しました。 この情報が少しでも旅行者の方々のお役に立てれば幸いです。