スポンサーリンク

今回のダイヤ改正で各地の車内販売が大幅に縮小・廃止される事が分かりましたので、地域別にまとめました。

JR西日本グループが“鉄道専用”SNSアプリ始めました!

北海道

キハ261系

JR北海道は2月末で、現在車内販売を実施している上り「スーパー北斗6・8・10号」(札幌発函館行)、下り「スーパー北斗13・15・17号」(函館発札幌行) で行われている車内販売のサービスを終了することを発表しました。

また、現在北海道新幹線で行われている車内販売も3月のダイヤ改正をもって撤退します。(ただし、こちらは札幌延伸時には再開される可能性が大です) これにより、道内を走る定期特急列車の車内販売は全滅ということになりました。

東日本

E2系

JR東日本も車内販売を大幅に縮小します。縮小するのは以下の列車です。

  • 東北新幹線「やまびこ」
  • 秋田新幹線「こまち」(盛岡~秋田)
  • 羽越線特急「いなほ」(酒田~秋田)
  • 高崎線・吾妻線特急「草津」
  • 東海道・伊東線特急「踊り子」
  • JR・東武線相互直通特急 「日光」・「きぬがわ」・「スペーシアきぬがわ」

「こまち」は東京~秋田間の所要時間が4時間を超えるので車内販売の需要は高いものと思われましたが、今回の改正では秋田新幹線としての単独運行区間である盛岡駅~秋田駅間のみ営業終了ということになりました。需要の多少というより拠点の削減による影響が大きいのかもしれません。

「やまびこ」は「はやぶさ」・「はやて」の増加に伴って影が薄くなりつつありました。ダイヤ改正ごとに削減が続いてきましたが、今回のダイヤ改正でついに全廃ということになりました。なお、「つばさ」は一部の列車を除いて車内販売を継続するので、「つばさ」は車内販売あり、「やまびこ」は車内販売なしということになりました。「やまびこ」にもE5系で運転している列車でグランクラスを営業している列車があるはずですが、これもシートのみの営業になるのでしょうか?現段階ではまだ判明していません。

「踊り子」については、定期列車3往復・土曜の臨時行路1往復が廃止になることが明らかになっています。繁忙期と閑散期の差があまりにも激しいことが問題になったのでしょうか?せめて繁忙期だけでも継続すれば、と思うのですが…

「スーパービュー踊り子」・「マリンエクスプレス踊り子」は列車の性格上、車内販売は継続するものと思われます。

「草津」についても繁忙期と閑散期の差が大きいこと、また現在は東京にしか拠点がなく東京~上野間を新幹線に便乗して運ぶ手間も大きかったのではないでしょうか。「草津」が上野東京ラインに乗り入れをするようなれば状況はまた変わるかもしれません。

JR・東武線相互直通特急は土休日のみの車内販売の営業となっていましたが、今回NREによる販売は終了することになりました。最も、「スペーシア」や「リバティ」、「SL大樹」で車内販売を行っている東武商事が今後は参入するかもしれません。

四国

宿毛駅

2月14日、JR四国は、特急「しおかぜ」「南風」で実施してきた車内販売を、平成31年3月15日で終了すると発表しました。

一度は全廃された車内販売ですが、「しおかぜ」では、岡山~松山の2時間40分のうち、丸亀~観音寺の20分間だけ車内販売のワゴンが巡回。「南風」では、岡山~高知の2時間30分のうち、丸亀~琴平の15分間だけ車内販売をしていました。

なお、「ゆうゆうアンパンマンカー(徳島発着)」「アンパンマントロッコ」 などの観光列車では車内販売は継続するとのこと。

九州

N700系 さくら

JR九州のD&S列車を除く定期特急列車で唯一九州新幹線のみ営業を続けてきましたが、今回のダイヤ改正で営業を終了することになりました。なお、グリーン車サービス(おしぼり配布等)も終了します。

まとめ

今回のダイヤ改正でだいぶ車内販売の営業が縮小するということが判明しました。今後は車内販売は乗車率の高い特急列車と観光列車のみということになっていくのでしょうか?どのようになっていくのか、注目しましょう。