近鉄は2/13にダイヤ改正を行い、名阪特急を「ひのとり」と「アーバンライナー」で統一することを明らかとしました。これに合わせて、12200系は引退することも判明しています。
名阪甲特急は「ひのとり」で統一
昨年のダイヤ改正で運行を開始した「ひのとり」ですが、今回のダイヤ改正で大阪難波駅・近鉄名古屋駅毎時0分発のほか、土休日の停車駅の少ない名阪特急(甲特急)を全て「ひのとり」で運行することとなりました。
新型の名阪特急「ひのとり」は、日本初の全席バックシェルシートを採用。編成両端のプレミアム車両は全席3列シートで座席間隔が日本最大級(1300mm)となるなど「くつろぎのアップグレード」をコンセプトにワンランク上の快適さを提供しています。
なお、「ひのとり」乗車時は運賃と特急料金のほか、「ひのとり」料金が別途加算されます。
「アーバンライナー」は名阪乙特急へ
今回のダイヤ改正で「アーバンライナー」は名阪甲特急の運用から退き、大阪難波駅・近鉄名古屋駅毎時30分発などの主要駅に停車する名阪特急(乙特急)に充当されます。これにより、名阪乙特急は「アーバンライナー」に統一されます。
なお、これに伴い汎用特急車や「ビスタカー」は名阪特急から撤退します。
ネット上の反応は?
アーバンライナーも素晴らしい車両ですが、やはりひのとりは凄いですね。ひのとりのシートの素晴らしさには、それだけで乗る価値はあると思います。全ての座席がバックシェル付とは、もう賞賛しかありません。
ひのとり料金が掛かりますが、そんな事は全く気にならないです。近鉄の特急に対する情熱をひしひしと感じます。これから名阪のエースとして、活躍してくれるでしょう。
引用:近鉄電車、停車駅の少ない特急を「ひのとり」で統一へ
名古屋市民ですが、ひのとりで三宮まで直通運転の実現を望みます。
引用:近鉄電車、停車駅の少ない特急を「ひのとり」で統一へ
現在でも神戸に行く時は大阪難波で乗り換えの近鉄ー阪神利用が殆どだからです。早さを求めるなら勿論新幹線ですが、低料金で乗り換えが楽という魅力があるからです。快適に座ったまま三宮まで行けるなら時間がかかっても苦になりません。
12200系は引退へ
なお、「ひのとり」の追加投入に伴い、今年3月までに12200系は運用を退く模様です。伊勢神宮に参拝する皇族が利用したほか、1975年に来日したエリザベス女王の「お召し列車」としても使用された実績がありますが、老朽化には勝てなかったようです。
どうも近鉄側によると「密を避けたさよなら運転を実施したい」とのことですが、今のところどうなるかは不明です。関西圏でも緊急事態宣言が発令される可能性があることを考えると実現は難しいでしょう。
なお、12200系を改造した「かぎろひ」や「新あおぞらII」については置き換えの話は上がっておらず、こちらに関しては暫くの間は安泰と思われます。